「いちご」は美味しいシーズンですが、買ったまま冷蔵庫に入れて放置していませんか?
これはすぐに傷んで、ツヤがなく乾燥する可能性があります。
そこで、元スーパーの店員「ぱるとよ」が、いちごの長持ちする保存方法を解説します。
- いちごを買ったまま冷蔵庫に入れるのは、なぜダメなのか?
- いちごを冷蔵庫で保存する方法
では早速ご紹介しますね。
なぜ、「いちご」を買ったまま冷蔵庫に入れてはいけないの?
いちごはデリケートな果物です。運び方に注意を払わないとすぐに傷んでしまいます。
また、冷蔵庫に直ぐに入れることも傷みを早める原因の一つです。
- 上のいちごの重さで、下のいちごが傷む!
- いちごの先端が傷む!
- いちごの表面が乾燥する!
では、詳細を説明しますね。
上のいちごの重さで、下のいちごが傷むことも!
いちごは食べやすい一面がありますが、衝撃や重さに弱い果物でもあります。そのため、2段パックのいちごは上部のいちごの重さで下部のいちごが押されて傷みやすくなることがあります。
収穫後すぐに購入する場合は問題ないですが、時間が経つほど果肉が柔らかくなって傷みやすくなります。特に、上下のいちごの接地部分は傷みやすいです。
1段パックのいちごはこの問題がありませんが、1段パックは2段パックよりも価格が高くなることがあるので、お財布と相談してくださいね。
ただし、保存方法によってはこの問題を解決できますので、ご安心ください。
いちごの先端は傷みやすい
いちごの先端は根元部分よりも柔らかいため、パックと頂点が接触していると、接触していない部分よりも先端の方がより傷みやすくなります。
また、買ってすぐに冷蔵庫にいちごを入れると、パックといちごの先端が接地していることもあります。
表面が乾燥しやすい!
冷蔵庫に大根やにんじんを入れると、表面が乾燥して萎れてしまった経験はありませんか?同様の現象がいちごにも起こります。
市販されているいちごのパックは、両端が開いていますので、冷蔵庫の空気と触れて乾燥しやすくなります。
では、いちごをどのように保存すればいいでしょうか? 紹介いたします。
冷蔵庫でのおすすめの保存方法
- 時間があるときは、タッパーに移し替える!
- 忙しいときは、ポリ袋に入れる!
では、詳細を説明しますね。
時間があるときのオススメの保存方法
前述したように、いちごの先端はヘタよりも傷みやすい性質を持っています。また、2段に重なっているとうたれやすいこともあります。これを避けるためには、タッパーを使っていちごを保存することがお勧めです。
1)タッパーにキッチンペーパーを敷きます。
2)ヘタを下にしていちごを立てて並べます。
この際、もしいちごに水気がついていたら拭き取ってくださいね。また、傷んでいるいちごがあったら取り除きましょう。
3)フタまたはラップをして冷蔵庫で保存します。
いちごが大きすぎてタッパーのフタができないときは、ラップでOKです。
あとは冷蔵庫に入れて早めに食べてくださいね。
忙しいときのオススメの保存方法!
時間がない場合でも、簡単な保存方法があります。具体的には、以下のとおりです。
1)いちごのパックを購入された方は、いちごの先端がパックにつかないようにします。
上のいちごの重さで、下のいちごが傷んでしまうことは、このときは目をつぶりましょう!時間がないので!
ただし、いちごが1段のパックを購入されると、下のいちごが傷む心配はありません。
2)いちごのパックごとポリ袋に入れます。
こうすることで、冷蔵庫の冷風からいちごを防いでくれて、鮮度を長持ちさせてくれますよ。
1分ほどで保存できる方法です。