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沖縄産!幻の「キーツマンゴー」の食べ頃、保存方法、切り方を「果物のプロ」が解説!

マンゴー大好きな野菜ソムリエプロ「ぱる」です。

スーパーで購入できる世界各国のマンゴーを食べてきました。

もちろん国産マンゴーも大好きで、毎年購入するほどです。

さて今回ご紹介するのは、幻のマンゴーと称される「キーツマンゴー」です。

【特徴】キーツマンゴー
  • 生産量が少なくスーパーにあまり出回らない!
  • 抜群の糖度の高さ!濃厚な甘みが虜になる。
  • 適熟が必要!簡単に見分けられる。

日本の約95%が宮崎、鹿児島などで作られている「アーウィン種」!それに比べると栽培面積が極端に少なく、希少性が高い品種です。

今まで食べたマンゴーの中では糖度は高く、17度以上でした。

この記事ではキーツマンゴーの魅力、味はもちろん、マンゴーの保存、食べ頃、食べ方まで幅広く解説しますね。

最後まで記事を読んでもらえると、キーツマンゴーを食べたくなると思いますよ!

この記事の著者

野菜ソムリエプロ ぱる

野菜ソムリエプロ歴15年、野菜・果物の携わり17年。大手スーパーの青果主任を経験後、名古屋最大手の卸売市場に勤務!結婚・出産後は、野菜・果物に関わる講座・講演に登壇。

現在は、野菜・果物をより多くの方に知ってもらうために、ライターとして活動中。月間32万PVのサイト『名古屋グルメ ぱるとよ』を運営中。YouTubeでは、野菜・果物に特化したチャンネルで活動中『野菜・果物 豆知識 ぱるとよ』

幻のキーツマンゴーの魅力は?

キーツマンゴーは、全国的に流通しないマンゴーの一つです。

入手困難ということと、虜になる濃厚な甘みがあり、知る人ぞ知る「幻のマンゴー」です。

幻のマンゴーと呼ばれる秘密!

キーツマンゴーが幻と云われる理由が次の3つです。

  1.  生産面積が、アーウィン種に比べて極端に少ない。
  2.  台風などの被害に遭いやすく、生産量が少ない。
  3.  追熟が必要で、食べ頃の説明が一般的な小売店では難しい。

キーツマンゴーは全国の市場に流通する量が少なく、地元沖縄で消費されることが多いです。

一般的に購入できる機会は少ないので、見かけたときにはぜひ購入されてみては如何でしょうか?

食べ頃の見分け方は後ほど後述します(読んでもらえれば、簡単に適熟が分かりますよ)。

キーツマンゴーの旬は8月下旬〜9月下旬

キーツマンゴーの旬は8月下旬〜9月下旬と、1ヶ月ぐらいととても短いです。

*全国的にも有名な宮崎県産マンゴーは、4月中旬〜7月までが収穫時期でキーツマンゴーに比べて旬が長いです。

前述の通り、生産量も少なく旬も短い、より希少性が高まってしまいますよね。

価格はお高め!

キーツマンゴーは、国産マンゴーの中でも幻とされ、価格も高い傾向になります。

一般的にスーパーでは出回らないので、楽天市場で調べてみると、、、

と、日常使いでは難しい価格で販売されていました。

今回購入したキーツマンゴーは、地元の八百屋(フードショップイトウ さん)で小ぶりですが1玉598円で、お値打ちに購入できました。

糖度は17.3%と高い!

糖度が17%超えです。

しっかりした甘味があって、とろけるけるような食感。

繊維が全く気にならなく食べやすいです。

そして芳醇な香りが沖縄を思い出させてくれますね!

甘味もしっかりあってクセがないので、食べやすい!

甘いけど、甘ったるくなく後味はすっきりしているので、私はとても好きなマンゴーです!

キーツマンゴーの選び方

傷がついてないか。

キーツマンゴーは1個ずつパッキングされている場合が多いと思います。

そのときは見える範囲でかまわないので、傷がついていないか?確認してください。

傷がついていると、熟す前に傷口が傷んで美味しく食べられない可能性もあります。

うたれてないか。

たまに輸送中の衝撃でキーツマンゴーがダメージを受けたり、売り場の陳列中に果肉を強く押されてしまったりと、うわれる可能性もあります。

フルーツキャップに包まれているので「打たれ」はそこまで気にしなくても良いと思いますが、目視で確認します。

キーツマンゴーの食べ頃はいつ?追熟の見極め方

キーツマンゴーは追熟が必要なマンゴーです。

追熟前に食べると大根のような食感で、あまり美味しくありません。

適塾で食べるコツを解説しますね。

詳細は後述しますが、必ず常温保管 してください。(冷蔵庫で追熟はNGです。)

ポイント①:弾力が出る

熟度が進んでくると、マンゴーに弾力が出てきます。

適熟前と後では手で持った食感もあきらかに柔らかくなります。

ぱる

手の甲くらいの硬さがベストですって。

腕くらいの硬さになると適熟を超えている可能性があるとのこと。

毎日、キーツマンゴーを手で触ってあげて適熟を逃さないでくださいね(ぎゅーぎゅー押したりは絶対しないように)。

さらに追熟が進むて表面の皮にツヤが出てきますので、それも見逃さないでくださいね。

ポイント②:ヘタの周りにシワや蜜が出てくる。

もう一つの適熟の見分け方は、ヘタの周りにシワや蜜が出てくること。

写真のようになります。

買ってきてから2日後でこんな感じ。まだまだ食べごろではないですね。

これくらいで食べ頃です。

ぱる

シワが出てくると、キーツマンゴーも柔らかくなります。

さらに表面に黒い斑点が出る場合があります。それは食べ頃の目安ですので、カビや病気ではありません。

ポイント③:香りが出てくる頃

一番わかりやすい見分け方は「香り」ですね!

濃厚な甘〜い香りがしてきたら食べ頃です!

キーツマンゴーの保存方法

常温保存(追熟)

乾燥しないようにポリ袋・紙袋に入れる

そのまま保存でも良いですが、乾燥に弱いので、1個1個新聞などで包んでおくのが良いですね。

袋に入れるのが面倒っていう場合はラップをふんわりかけておくのも良いです。

適熟になってくると香りがしますが、ラップをしてあるとあまり香らないので、匂いチェックをするときはラップを外してチェックしてくださいね。

直射日光、冷暖房は避ける

直射日光に当たると鮮度劣化してしまうので、風通しの良い涼しいところで追熟するのがオススメ。

冷房などの風が当たるところにおいておくと表面が乾燥してしっとり感がなくなるので、冷房などの冷たい風も当たらない場所が良いですね。

ぱる
我が家は玄関の棚において追熟しています。

家に帰ってくるとマンゴーのいい香りがするので、癒し効果も期待できる?笑

追熟NG行動:冷蔵保存

冷蔵庫で保管すると追熟ができないです。

冷蔵庫で保存すると、柔らかくなりませんので、注意してくださいね。

適熟になるまでは、必ず常温で保存してください。

冷蔵保存

追熟を止める

冷蔵庫に入れると追熟が止まるので、好みの熟度になってから冷蔵庫へ入れてくださいね。

保存期間は?

追熟加減によるので、一概に言い切れないのですが・・・冷蔵庫に丸ごと入れた場合は2〜3日を目安に食べ切ると良いです。

カットしたマンゴーの保存

適熟のマンゴーはカットしてタッパに入れて冷蔵庫に入れておくといつでも食べられるので、便利!

カットしたマンゴーは傷みやすいので、カットした翌日には食べ切ってくださいね。

冷凍保存

すぐに食べきれない場合は、冷凍保存がオススメです。

カット・保存方法は、くし切り、サイコロ切りのお好みの切り方をして、チャック付きの保存袋(ジップロック)に入れて冷凍庫で保存します。

保存期間

1ヶ月を目安に食べてください。

それ以上すると冷凍焼けしたり、冷凍庫の匂いもついて美味しさが半減してしまいます。

活用方法

半解凍でシャーベットみたいに食べても良いし、凍ったまま、アイスティーやソーダに氷がわりに入れても美味しいです。

アイスドリンクに入れた冷凍マンゴーは溶けても薄まらないし、逆に溶けてくるとアイスティーに、マンゴーのいい香りが映って美味しいですよ。

キーツマンゴーの切り方

キーツマンゴーの切り方は、通常出回っている国産マンゴーや外国産マンゴーと同じです。

今回紹介する切り方は、基本のカットから薔薇のような切り方まで紹介しますね。

基本的な切り方!

種が真ん中に入っているので、3枚おろしをします。

サイドのマンゴーは格子状に切り込みを入れてひっくり返します。

真ん中のスライスは種が入っているので気をつけながらかぶりついて食べてくださいね。

格子状に切らない場合は皮を剥いて、

スライス。キーツマンゴーは果肉がしっかりしているので皮が剥きやすかったです。

余談ですが、種はとてもヒラぺったかったです。今まで食べたマンゴーの中でダントツにひらぺったい・・・!

コップで抜き取り方法!

格子状に切ったところからコップを使います。

薔薇カットで綺麗に!

普通のカットに飽きたら、薔薇っぽく切るのもオススメ!

キーツマンゴーの食べ方!

生食がいちばんオススメ!

キーツマンゴーはしっかり甘いし、繊維が柔らかで口溶けがとても良いので、そのまま食べるのがおすすめです!

ゼリーのような切り口で、とても滑らかです。

ラッシーにしてもOK

マンゴーとヨーグルトだけでラッシーもできますよ。

材料2つだけでできるマンゴーラッシーも美味しいのでオススメ!

詳しいレシピはこちら

*ラッシーの作り方はとても簡単!

マンゴープリンも簡単にできる!

生マンゴーと生クリームゼラチンでマンゴープリンができますよ。

砂糖はお好みで入れてくださいね!

レシピはこちらの記事に乗っています。

*100%フレッシュマンゴープリン!

まとめ

今回は幻のマンゴー「キーツマンゴー」を紹介しました。

【特徴】キーツマンゴー
  • 生産量が少なくスーパーにあまり出回らない!
  • 抜群の糖度の高さ!濃厚な甘みが虜になる。
  • 適熟が必要!簡単に見分けられる。

キーツマンゴーは、病みつきになる濃厚な甘みがあるのに、栽培が難しいために生産量が少ない幻のマンゴーです。

旬の時期は、8月下旬〜9月下旬の約1ヶ月間と短いです。

スーパーでキーツマンゴーを見かけたら、購入されてみては如何ですか?