桃の品種って最近多くなってきましたよね。
珍しい品種では、
などなど、桃好きにはたまらないですよ!
さて、今回紹介するのは桃のメジャー品種!
生産量日本一の『あかつき』
- 果汁たっぷり!
- 甘さがあって味が濃い!
- 酸味が少なく食感が良い!
「あかつき」の時期、味、保存方法、切り方、食べ方まで徹底解説に解説しますね。
野菜ソムリエプロ ぱる
野菜ソムリエプロ歴15年、野菜・果物の携わり17年。大手スーパーの青果主任を経験後、名古屋最大手の卸売市場に勤務!結婚・出産後は、野菜・果物に関わる講座・講演に登壇。
現在は、野菜・果物をより多くの方に知ってもらうために、ライターとして活動中。月間32万PVのサイト『名古屋グルメ ぱるとよ』を運営中。YouTubeでは、野菜・果物に特化したチャンネルで活動中『野菜ソムリエ ぱるとよ』。
あかつきとは?
あかつきはどんな桃?
白鳳と白桃を掛け合わせた桃で、福島県で大玉に栽培する方法が確立したのだとか。
果汁たっぷりで酸味はほとんどなく、甘味がしっかりある味の濃い桃 です。
近年人気の桃で、栽培面積がトップ になったようです。
出回り時期は?
7月中旬〜8月下旬頃に販売されています。
日本各地で作られていますので、販売期間も他の桃に比べて長いです。
どこで買える?
今回は豊田の直売所と小牧の直売所で買いましたが、時期になるとスーパーで販売されているので、気軽に買えることができます。
もちろんAmazonなどでも販売があります。
実食!あかつきは甘い!
あかつきの糖度は?
糖度は皮と実の間が甘く、さらに上の部分の方が甘いです。
今回計測したものは 16.7%。
桃の中ではかなり糖度が高い方ですね!
果汁たっぷり!しっかり甘い!
おしりの色が緑から黄色っぽくなって、桃のいい香りがしてきたら食べごろです!
これくらいのクリーム色になったらOK!
クリーム色になると桃全体からも美味しそうな香りがしますよ。
ただ ジューシーなだけじゃなく、果肉は程よい食感もあって、白桃と白鳳のいいとこどりって感じですね。
あかつきの切り方は?
基本の切り方
アボカドのように半分に切り込みを入れてひねるだけ。
半分にはずれます。
たねが付いている方は、再び半分に切り込みを入れてひねると半分に割れます。
最後はタネを少しひねるとぽろっと取れます。
もしたねが割れたら・・・
この桃の写真はあかつきではないのですが、2021年は色々な品種の桃を食べていますが、たねが割れる確率が高くて。
このようにたねが割れると、実を外すのがなかなか難しい ので、キッチンバサミを使うと良いですよ。
中心に向かってハサミを入れて、桃の繊維を断ち切るように斜めに入れます。
繊維が切れたらタネをハサミで、つかんで持ち上げれば綺麗にタネが取れます。
この後、皮を剥きますが、つるんと剥けない場合は、湯むきしてくださいね。
※湯むきの仕方は下に記載しています。
丸ごと桃を楽しみたい方にはこちらの切り方!
丸ごとのままタネだけ抜く方法を解説しています。
スイーツ用として、タネだけ抜き取って桃を使っているお店も多いですよね。
愛知県で有名な八百屋「八百葚(やおじん)」でも、同じ方法でカットしていますよ。
桃の皮の剥き方は?
品種によっては綺麗にむけるものもありますが、完熟しても綺麗に剥けないものもあります。
おしりの方は綺麗に剥けても上の部分が張り付いて剥けないってこともあります。
綺麗に皮が剥けない場合!『湯むき』がオススメ!
30秒茹でて氷水に浸すだけ!
あかつきの選び方!
満遍なく産毛が生えていて、ふっくらして形が整っているもの
全体に綺麗な丸みを帯びており、産毛がびっしり生えているもの。
全体に綺麗に色づいているもの
赤色が全体にしっかりと綺麗に色づいているものがオススメ!
おしりまでしっかりピンク色になっているものもあれば、黄色っぽいものもありますが、味はそこまで変わりませんでしたよ。
傷みや傷がないもの
このように打たれて変色しているものは、皮を剥くと果肉も色が変わっている可能性があります。
皮の上からはわかりにくいですが、凹んだ部分がありますね。
桃が打たれていると、打ち身になっています。
お店での見分け方は
- 上から見て傷がない
- 押されがない
- 桃のいい香りがする
を、選ぶと良いですよ。
桃の周りにブイ(虫)が飛んでいる場合は、過熟になって食べごろを過ぎている可能性があるので、選ばないことですね。
あかつきの保存方法
基本は常温。好みの追熟加減になったら冷蔵庫。
真っ赤に色ついてても、桃の香りがしてこないと実は食べごろじゃないことも!
買ってきた桃だったらおしりをみて判断してくださいね。
常温で風通しの良いところに保存してくださいね。
食べ頃のサインは、桃からいい香りがして、おしりがクリーム色になったら食べてOKです。
適熟になっても常温に置いておくと傷んでしまうので、適熟になったら袋に入れて冷蔵庫へ。
2〜3時間冷やして食べると甘さが引き立って、果肉もしまって美味しく食べられます。
逆にずっと冷蔵庫に入れておくと甘さを感じづらくなってしまうため、すぐ食べきれない場合は、タネを取って皮を剥いて冷凍庫へ。
食べきれない場合は冷凍保存!
たくさん桃を買ってきて食べきれない場合は、桃を切ってから冷凍庫に入れるのもオススメ。
その場合はタネを取ってラップに包んで。
皮は冷凍庫から取り出したら水につけるとつるんと綺麗に剥けます。
半解凍で食べると天然のシャーベットみたいになって生で食べるのとはまた別で楽しめます。
完璧に溶けるとコンポート見たいかな。
まとめ
桃の品種で生産量日本一「あかつき」をご紹介しました。
- 果汁たっぷり!
- 甘さがあって味が濃い!
- 酸味が少なく食感が良い!
他の桃に比べると販売期間も長いので、スーパーで見かける機会も多いと思います。
購入される際には、見分け方、保存方法を参考にしてくださいね。