お盆が過ぎ、実りの秋までもうすぐ。私は夏も好きだけど、秋はもっと好き。
春から夏にかけての果物も美味しくていいですが、秋の果物はリーズナブルにいろいろな品種のものを食べられるし、毎年目新しい品種の果物を見つけることができて発見があるので魅力的です。
8月下旬〜極早生や早生のりんごを始めどんどん品種も出回ってくるのでワクワクします。スーパーで果物売り場でニヤニヤしている人がいたら私かもしれないです(怪しい人でしかない・・・笑)。
今年もりんごの時期がやってきました。まず始めに食べたのは岩手県産の「紅ロマン(1個324円)」栄に行った時に寄った松坂屋の地下に売っていました。
そして近所のヤマナカに売っていた長野県産の「シナノレッド(1個258円)」。
岡崎のお洒落な八百屋「いずみや青果店」で購入した「夏あかり(1個200円)」「芳明(1個180円)」も新しい品種かな。
この4種類が手に入ったので食べ比べてみました。1個1個食べるより別の品種を食べ比べる方が味がわかりやすいのでいつも違う品種を買ってきて同時に食べたりしています。
食べ比べは収穫初期や後期だとか、保存状態によっても変わってくるので、毎回同じとは限りませんが、今回のレポということで。
では早速レポします。
■「紅ロマン」
品種名は「高野1号」とのこと。紅ロマンというのは商標登録名で、岩手県の生産者が育成した品種だそうです。「シナノレッド」に「さんさ」を交配させて作ったとのこと。
真っ赤な色付きの良いりんごですね。
見た目
上部は真っ赤に色ついていました。
下部分は黄色。緑っぽいものもありましたが、黄色っぽいものをチョイス。地色が黄色っぽいものを選ぶと完熟したりんごを選べるよと、スーパーの青果売場時代に教えてもらった目利き。
半分に割るとこんな感じです。
食感、味わい
マスカットのような爽やかなフルーティな香り。シャキシャキとした歯ごたえで、みずみずしいです。パリッとした食感で優しい酸味をきゅっと感じます。さっぱりした後味が印象的ですね。
皮の赤さと果肉の白さのコントラストがキレイですね。果肉がしっかりしているので、皮も気にならなく、口の中に皮だけ残るということなく食べられました。
■シナノレッド
「つがる」に「ビスタベラ」を掛け合わせたもの。早生種なので貯蔵がきかなく早めに食べた方が良いとのこと。買ってきたらすぐ食べる方が良いですね。
見た目
今回購入したものは全体に赤いわけではなく、黄色と赤い部分が半々くらいでした。
お尻の方はもちろん黄色いっぽいものを選びました。
こちらのりんごもみずみずしい切り口です。
食感、味わい
サクサク系の食感でした。上品な甘みがありまして、酸味はほとんど感じませんでした。身が柔らかいので皮が若干残る感じですが、そこまで気になりません。
シャキシャキとした食感というよりもサクサクした歯ごたえで、柔らかい感じです。
■夏あかり
「さんさ」と「陽光」を交配してつくられた品種だそうです。極早生なので8月が最盛期とのこと。早めに食べたいですね。
見た目
綺麗に色ついた赤色。
地色はしっかり黄色のものを。
半切りにしたところ。果汁もしっかり入っており、ジューシーです。
食感・味わい
サクサクした食感。噛むほどに甘みを感じます。歯の生え変わり時期の子供は食べやすいかも。優しい食感。酸っぱいってことはなく、甘みが前面にきます。
■芳明
つがるの種類らしいです。
見た目
張りのあるりんご。見た目は赤く着色していて、まばらに黄色い部分がありました。
下の部分はほぼ黄色に赤色が差し色で入る感じ。
硬くしまった果肉。果汁をたっぷり含んでいてジューシー。
食感・味わい
赤と黄色がまばらに入っている色味。
シャキシャキとみずみずしく、かみごたえあります。甘みはしっかり感じられて酸味はほとんど感じないので、酸味が苦手な方にはオススメですね。
■ひとことコメント
どのりんごも軽い食感でさっぱりした味わいが印象的でした。夏に出回るりんごですが、甘みもしっかり感じられるものばかりで嬉しい。これから秋冬にかけてどんどんいろんな品種のりんごが出回るので食べてみようっと。
この4種類を食べてみて、時期によってもりんごの保存状態によっても味や食感が変わってくるのでなんとも言えませんが、今回の好みだったのは「芳明」「紅ロマン」。
シャキシャキの歯ごたえがあり、甘みが濃いりんごが好きなので。でもこの好みも年とともに変わったりしますね。
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