日本人の主食のお米!
最近では「ゆめぴりか」「つや姫」「いちほまれ」などなど高級で美味しいお米が登場しています。
それらの代表的な品種よりもさらに高級なお米があることをご存知ですか?
1kg:1,000円以上と通常のお米の3〜4倍ほどの価格帯!
お米の名前は、「龍の瞳(りゅうのひとみ)」
- 味は最高に美味しく!価格に納得!
- 粒の大きさはコシヒカリの1.5倍
- 精米、炊き方により味か変わるので注意!
龍の瞳は、テレビ番組の「鉄腕DASH」や「行列のできる法律相談所」などの人気番組でも取り上げられた人気のお米です。
この記事では、龍の瞳の概要、味、まずくなる原因、炊き方、保存方法などなど幅広く解説しますね。
最後まで読んでもらえると、龍の瞳を食べたくなると思いますよ。
”龍の瞳”とは
発見は田んぼの中から
2000年秋に今井隆氏が、岐阜県下呂のコシヒカリの田んぼに、ひときわ丈の高い稲を発見しました。
それが龍の瞳!コシヒカリの変異種の「いのちの壱」でした。
お米の品種は「いのちの壱」です。
龍の瞳の特徴は?
龍の瞳には、一般的なお米(コシヒカリ、あきたこまち)と違う大きな特徴があります。
コシヒカリと”龍の瞳”を見比べると、大きさが違う!
龍の瞳は、コシヒカリの約1.5倍の大きさです。
龍の瞳”6粒”とコシヒカリ”6粒”で大きさを比べてみました。
龍の瞳が大きいのがわかりますよね。
さらに1粒ずつで比べてみると、
横幅、縦の長さが龍の瞳が大きいことがはっきりとわかります。
酒米の「山田錦」や「ひだほまれ」よりも大きいお米です。
龍の瞳の千重粒(1000粒の重さ)は平均32g、山田錦、ひだほまれの千重粒は平均28gです。
酒米よりも大きな粒で、美味しいお米とは、コメの常識を破る品種です。
龍の瞳の栽培マニュアルを厳守
龍の瞳は、株式会社龍の瞳が商標登録している商品です。
龍の瞳を作る農家は、「株式会社龍の瞳」の栽培理念に共感した契約農家のみ栽培をしています。
栽培は、岐阜県が定める基準の農薬使用量の1/3程度や、草が生えたら手で取るなどの厳しいマニュアルが定められ運用されています。
株式会社龍の瞳が認定したお米だけが”龍の瞳”と名乗れる!
龍の瞳は、栽培方法が厳しいだけではなく、お米の質にも拘っています。
- 品質
- 美味しさ
- 粒の大きさ
この3つをクリアしたお米だけが「龍の瞳」として名乗れます。
もちろん玄米は、国が定めた農産物検査法に準じて1等、2等、3等、規格外と等級分けされています。
龍の瞳は日本一のお米?
龍の瞳は、美味しいと声を聞きますが、本当に美味しいのでしょうか?
特に「日本一美味しいお米」として話されることも多い「龍の瞳」!
ではお米のコンクールの評価を確認してみましょう!
龍の瞳は、毎年山形県庄内町で行われる「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」で、最優秀賞を3度も受賞しています。
実力もあるお米だとわかりますよね。
さらに、ネットサービスのYahooで2015年にお米100選の第一位に輝くなど、多くの方が認めるお米です。
このような実績があり、「日本一美味しいお米」と称されるようになりました。
【実食】”龍の瞳”の味
龍の瞳を購入して実際に食べてみました。
個人的な感想も含めて、龍の瞳の味をレポしますね。
ツヤがあり見た目も良好
炊き立ての龍の瞳は、炊飯器の蓋を開けると、お米一粒一粒が立っています。
さらにお米の粒がキラキラと光を反射するツヤもあります。
見ただけで美味しそうなお米だとわかりました。
炊き立ての龍の瞳に、”しゃもじ”を入れると、サッ、サッと”しゃもじ”が入ります。
これはお米同士に空気は入り、米がほぐしやすい状態で炊き上がっている証です。
甘みが口の中に広がる
龍の瞳を茶碗によそうと、美味しそうな甘いお米の香りが嗅覚を刺激します。
箸で龍の瞳をもつと、コシヒカリのような粘りがなく、ほろほろと箸からお米がこぼれてしまいます。
この現象を見て粘りの少ないお米だと思い、口の中にひと口頬張ります。
しかし想像とは逆に粘りの強いお米だと、咀嚼中に確認できます。
噛めば噛むほど、お米の柔らかな甘みが口の中に広がり、お米の粘りと混じわると、最高に美味しいお米だと分かります。
冷めても美味しいご飯!
龍の瞳は、冷めても美味しいご飯です。
お弁当用として朝炊いたお米は、冷めても美味しく、しっかりと粘りもあり甘みも感じられました。
さらに冷蔵保存、冷凍保存後、レンジで温めた”龍の瞳”は甘みも強く感じられ、毎日食べても飽きない味です。
*冷蔵保存、冷凍保存の方法は後ほど解説しますね。
龍の瞳のまずいには、理由があった!
インターネットで「龍の瞳」を検索すると、「まずい」と書かれた記事を見かけます。
今回実食した”龍の瞳”はとても美味しく「まずい」とは正反対でした。
そこで旦那(前職:米屋さん)に聞いてみると、次の理由で”龍の瞳”が「まずく」なる可能性があることが分かりました。
【まずくなる理由①】龍の瞳は精米で割れる!
”龍の瞳”は、精米が上手なお米屋さんでなければ、うまく精米できません。
*精米とは、玄米(茶色)から糠を取り除き、白米(白色)にする工程を指します。
”龍の瞳”は、コシヒカリよりも粒が1.5倍ととても大きいです。
コシヒカリと同じような精米方法だと、下の写真のようにバキバキにお米が割れてしまいます。
そうなるとベタついたお米になり、味が極端に落ちます。
”龍の瞳”を精米するお米屋さんの技術力が必要になるお米です。
”龍の瞳”は家庭用精米機やコイン精米で、精米するのは控えた方がいいですよ。
バキバキにお米が割れる可能性が高いですので、、、
”龍の瞳”の品質を見極めるポイント
”龍の瞳”の品質を見極める場合は、次の点を確認してくださいね。
- 米屋、スーパー:割れているお米が少ない。
- ネット販売:クチコミの評価が高いお店
”龍の瞳”の白米が見られれば、割れていないか?確認してくださいね。
下の写真のように透明な窓が米袋に付いていると、お米の品質が確認できます。
お米の中身が見れない場合は、ネットでクチコミ評価が高いお店から購入されるのをオススメしますよ。
【まずくなる理由②】炊飯方法が間違っている!
”龍の瞳”は、通常のお米の炊き方とは違って繊細です。
購入した袋に、次の方法で炊いてくださいと明記されていました。
- 洗米:栄養成分や甘味を逃さないために、水が少し濁っている程度に洗いましょう!
- 水加減:歯応えの良い炊き上がりにするために、水は控えましょう
- 浸漬なしでも炊飯可能:「龍の瞳」は吸水性が高いため、長時間の浸漬はオススメしません。
*コメ袋の「龍の瞳」を美味しく炊くコツから出典
と、明記がありました。
”龍の瞳”が「まずい」と評価された方は、通常のお米を炊くようにされていたのではないでしょうか?
”龍の瞳”は
- 洗米しすぎると旨味成分が流れ出てしまい
- 水加減が多いと歯応えが悪くなる原因になり
- 浸漬時間が長いと、ベタついてしまいます。
コシヒカリ、あきたこまちなどのお米とは 違う洗い方、炊き方が必要 だと認識されるのがいいと思いますよ。
”龍の瞳”の価格帯
龍の瞳は、通常のお米に比べて3〜4倍ほどします。
1kgあたり1,000円以上が相場です。
高級銘柄で人気の高い「ゆめぴりか」、「つや姫」でも1kg500円前後!
最上級銘柄の「魚沼コシヒカリ」でも1kg600〜800円です。
上記内容を”龍の瞳”の価格と比べると、”龍の瞳”の価格が高いことが理解できますよね。
ただし、お茶碗1杯に換算すると、
- 龍の瞳:約75円(ご飯150g)
- ゆめぴりか:約38円(ご飯150g)
他のお米と比べると割高と感じますが、セブンイレブンの「金の食パン 2枚入り(1枚あたり85円)」よりも安いですよ。
購入店舗・価格
今回購入した”龍の瞳”は、名古屋市のサポーレで購入しました。
価格:1,213円(1kg)
販売者(精米業者)は、「(株)サンライス・のむら」で美味しく龍の瞳を食べれましたよ。
精米日も新しく、砕米も少なく品質はとても良かったです。
ネット販売
”龍の瞳”はとても高いお米です。
一般スーパーでは販売していない可能性が高いです。
そこでオススメはインターネットで購入する方法です。
価格は送料込みで5kgで6,000〜7,000円前後で販売されています。
主要なネットショップのAmazonや楽天市場でも販売されています。
興味がある方は、覗いてみてはいかがでしょうか?
ふるさと納税もお得
”龍の瞳”は価格的に高い、しかし一度は食べてみたい!と思われている方は、ふるさと納税を活用されてみてはいかがでしょうか?
楽天市場でも”龍の瞳”の返礼品が登場しています。
実質2,000円で”龍の瞳”が食べられますので、試しに購入されてみてはいかがでしょうか?
”龍の瞳”の保存方法
”龍の瞳”の白米(生米)、炊飯後(ごはん)の保存方法を紹介します。
【白米】常温保存
購入した米袋の保存で、基本的には問題ありません。
ただし水濡れなどには注意して保存してくださいね。
もし米袋に水がかかってしまうと、綺麗に水分を拭き取っても米袋の中に水分が入る可能性あります。
米袋の側面には小さな穴が空いています。そこから水が侵入して、袋の中へ入ってしまい、カビの原因になります。
【白米】冷蔵保存
私が最もオススメする保存方法は、冷蔵保存です。
お米を購入したら、空のペットボトル(綺麗に洗って乾燥させた)にお米を入れて蓋をして、冷蔵庫で保存します。
10以下では、基本的に虫は発生しません。
【白米】NGな保存方法
基本的にNGの保存方法は次の通りです。
- キッチンの流し台の下で保存 → 水濡れ
- 米袋のまま冷蔵庫で保存 → 水濡れ
- 米びつでの保存 → 虫の発生
意外なNG保存もあると思いますが、基本的に上記保存はオススメしません。
理由を知りたい方は、こちらの記事から
『コメ』のNG保存方法。おすすめの保存方法も解説!【炊飯米】冷蔵保存
炊飯したご飯を保存するときには、次のことに気をつけてくださいね。
- ご飯を乾燥させない
冷蔵庫保存は、ラップで包んんであら熱が取れてから、冷蔵庫に入れてください。
食べるときは、ラップごとレンジで温めてもOKです。
冷蔵保存は2日間で食べ切るのをオススメしますよ。
【炊飯米】冷凍保存
次の冷凍保存の方法を紹介しますね。
冷凍保存で準備するのは次の2つです。
- ラップ
- チャック付きの保存袋
次に手順を解説しますね。
- 炊飯した”龍の瞳”を1食分を計ります。
- ラップにのせて1を包みます。
- チャック付きの保存袋に2を入れて、冷凍庫で保存し完成!
食べるときは、自然解凍しレンジで温めると”龍の瞳”が美味しく食べられますよ。
保存期間は「2〜3週間」を目安に食べきられるのをオススメします。
とても簡単にできますので、ぜひお試しくださいね。
”龍の瞳”が美味しく食べられなくなります。
”龍の瞳”の美味しい炊き方(炊飯方法)
前述しました”龍の瞳”の炊飯方法は、コメ袋に明記された方法です。
そこには水加減や米を研ぐ回数などが明記されていませんでした。
私の個人的な方法ではありますが、”龍の瞳”が美味しく炊けますので、より詳しい炊き方をご紹介しますね。
ご飯の炊き方(龍の瞳編)
まず最初に”龍の瞳”と”計量器(スケール)”を準備してくださいね。
- スケールに炊飯釜を乗せて重量を「0」に合わせます。
- お米を入れます。(例、300g計量します。)
- 水を入れて優しくお米を研ぎ、水を捨てます。これを2回繰り返します。
- スケールに3を乗せて、米に対して1.37倍の水を入れます。(例、711g 米:300g 水:411g)
- 30分、浸水(水にお米を漬けること)をして炊飯をして完成!(浸漬時間は厳守)
*ポイント:お米と水の比率は1:1.37(この比率は炊飯器により若干前後します。調整してくださいね。)
スケールで重量を測るのは煩わしいのですが、重量を合わせるだけで、”龍の瞳”の食感、味が毎回同じになります。
機会があればお試しくださいね。
まとめ
今回は”龍の瞳”をご紹介しました。
- 味は最高に美味しく!価格に納得!
- 粒の大きさはコシヒカリの1.5倍
- 精米、炊き方により味か変わるので注意!
価格は1kgで1,000円以上と、とても値段が高いお米です。
しかし甘味は強く、粘りもよく、価格に見合うだけの味だと思います。
機会があれば、ぜひ食べてもらいたいお米です。