お米には美味しい大粒のお米が近年登場しています。
「龍の瞳」がその代表格だと思います。
龍の瞳の突然変異で生まれた「女神のほほえみ」はご存知でしょうか?
- 大粒で粘りが強いお米!
- 龍の瞳の変異種!平成30年に品種登録
- 価格は1kg500~800円と高級!
龍の瞳に負けず劣らず、粘りが強くどんな”おかず”にも相性がいいコメです。
この記事では、「女神のほほえみ」の 概要、味、炊飯方法、保存方法 などなど余すことなく解説しますね。
最後まで読んでもらえると、「女神のほほえみ」を食べたくなると思いますよ!
【関連記事】コシヒカリの突然変異「龍の瞳」とは?
【龍の瞳】日本一美味しいは本当!?まずいコメになることも!保存方法、炊き方など解説”女神のほほえみ”とは
発見は田んぼの中から
平成24年に愛知県豊橋市の「龍の瞳」の圃場からひときわヒゲの生えて稲穂が発見されました!
それが後の「女神のほほえみ」!
龍の瞳は、コシヒカリの突然変異種です。
平成26年に一般公募でお米のネーミングを募集し、「女神のほほえみ」決定し、それから4年後、平成30年には「豊橋1号」として品種登録されました。
豊橋市の生産者と東三河食糧さんが中心となって、「女神のほほえみ」のブランド化に現在も取り組んでいます。
”女神のほほえみ”の特徴は?
大粒でコシヒカリと見比べるとはっきりと分かります。
コシヒカリと比べると約1.5倍の大きさです。龍の瞳とほぼ変わらない大きさです。
味はもっちりとした食感で、お米独特の心地よい甘さが噛めば噛むほど口の中に広がります。
さらに冷めても粘り、甘みがありお弁当にも最適です。またご飯が余った場合は、冷凍保存もOKなので積極的に活用されるのをオススメします。
ドラマにも登場!
池井戸潤さん原作のドラマ『陸王』や、二宮和也さん主演の『ブラックぺアン』にも「女神のほほえみ」は登場しました。
特に陸王のロケ地が、豊橋市で行われたこともあり、豊橋ブランドの「女神のほほえみ」がドラマでもアピールされていました。
最近では、「女神のほほえみ」の知名度も上がり、愛知県内のお米屋さん、スーパーで見かけれるようになりました。
”女神のほほえみ”の味
「女神のほほえみ」は「コシヒカリ」と比べると大粒のお米です。
酒米のように大粒のお米は、主食用としては不向きとされていました。
しかし「女神のほほえみ」は違って良食味(美味しい)なんですよ!
炊飯後はツヤがある!
炊き立ての「女神のほほえみ」は、炊飯器を開けたときにツヤがあるのがわかります。
お米が1粒、1粒が立っていて、しゃもじでご飯をほぐすと、スッ、スッと入っていきます。
この食感ですぐにわかるのは、ご飯のまずい原因の「べたつき」、「だんご」になっていないこと!
綺麗にほぐされた「女神のほほえみ」は、コメとコメの間に空気を含みふっくらと仕上がります。
粘りと甘みが心地よい!
「女神のほほえみ」は「龍の瞳」、「コシヒカリ」の血を引くお米です。
粘りも強く、噛めば噛むほどに、お米独特の心地よい甘みがあります。
大粒の「女神のほほえみ」は、食べ応えもあり、コストコの「七味なめ茸」との相性も抜群です。
どんどん食べすすてしまい、1日で食べる量のご飯を、1食で食べ切ってしまうほど、、、(その日は食べ過ぎました)
お弁当にも最適!
「女神のほほえみ」は冷めても美味しいご飯です。
お弁当の相性も抜群です。娘のお弁当を「コシヒカリ」から「女神のほほえみ」にこっそりと変えてみたんです。
すると「今日のご飯美味しかった!」と反応があるほど違いが出るんですね。
冷めても美味しくて、さらに冷凍にしても「べたつき」、「だんご」にもならず美味しく食べられますよ!
”女神のほほえみ”は購入時・取り扱い注意
「女神のほほえみ」は、コシヒカリの1.5倍ほどある大粒の品種です。
そのために、購入時や取り扱いには注意点があります。
【購入時】女神のほほえみは精米で割れる!
「女神のほほえみ」は、大粒であるために通常の精米方法では、綺麗に精米できません。
コシヒカリと同じような精米方法では、下記のような割れたお米が多く発生するためです。
割れたお米が多くなると「べたつき」、「だんご」の原因になり、お米の食感が極端に悪くなります。
一般的に砕米が8%以上を超えると、ご飯の味が落ちてくると言われています。
「女神のほほえみ」を精米するお米屋さんの技術力が必要になるお米です。
「女神のほほえみ」は家庭用精米機やコイン精米で、精米するのは控えた方がいいですよ。
バキバキにお米が割れる可能性が高いですので、、、
もしくは「女神のほほえみ」の白米で砕米が少ないか?を確認して購入されるのをお勧めします。
【取り扱い】炊飯器に入れすぎると黄色くなる!
「女神のほほえみ」は、大粒であるが故に割れやすいお米です。
そのために優しく精米をします。その結果、お米の胚芽部分が残ってしまいます。
この胚芽部分は栄養価が高いので、とてもありがたいのですが、長時間炊飯器で保温するとお米が黄ばむ原因になります。
”女神のほほえみ”の価格帯
「女神のほほえみ」は、コシヒカリよりも高く、龍の瞳よりも安い価格帯です。
- 500〜800円/kg
分類としては高級なお米です。
購入店舗・価格
今回購入した「女神のほほえみ」は、名古屋市のサポーレで購入しました。
価格:1,382円(2kg)
販売者(精米業者)は、「(株)サンライス・のむら」で美味しく「女神のほほえみ」を食べれましたよ。
精米日も新しく、砕米も少なく品質はとても良かったです。
ネット販売
愛知県内のローカルスーパーでは「女神のほほえみ」の販売を見かけるようになりました。
しかし大手スーパーではまだ販売がなく、確実に手に入る方法は、インターネット販売です。
価格は、10kgで6,000〜7,000円程度です。スーパーで購入される価格で、家まで送ってもらえますよ。
ただし「女神のほほえみ」は、精米技術により美味しさが変わってきますので、口コミ評価の高いお店から購入されるのをお勧めします。
楽天市場で販売されていますので、興味のある方は下記ボタンをクリックしてくださいね。
”女神のほほえみ”の保存方法
お米の保存方法は、基本的にはどの銘柄も同じです。
- 室温保存:直射日光が当たる場所や、気温の高い場所に保管しない!
- 室温保存:米びつに保管しない!
- 冷蔵保存:購入した米袋のまま保管しない!
この3つはダメな保存方法です。
できれば ペットボトルにお米を入れて冷蔵保存 されるのを推奨します。
ただし冷蔵庫がいっぱいだから保存ができない方は、ペットボトルなどの密閉できる容器にお米を入れて、涼しい場所で保管してくださいね。
より詳しく知りたい方はこちら!
『コメ』のNG保存方法。おすすめの保存方法も解説!冷凍保存の方法
ご飯の冷凍保存はとても簡単です。
どうしても食べきれない場合もあると思いますので、冷凍保存を知っているだけでご飯を無駄にせずに済みますよ。
- ラップとチャック付きの保存袋(ジップロック)を用意します。
- 炊いたご飯をラップで包みます。
- チャック付きの保存袋にご飯を入れて冷凍庫で保管
- 1ヶ月を目安に食べ切ってくださいね。
ご飯をラップに包んで、ジップロックに入れると、「冷凍焼け」や「匂い移り」が抑えられます。
「女神のほほえみ」は炊飯器で保温せずに、冷蔵庫か冷凍庫で保管するのがオススメです。
”女神のほほえみ”の美味しい炊き方(炊飯方法)
「女神のほほえみ」の美味しい炊き方をお伝えしますね。
- スケールに炊飯釜を乗せて重量を「0」に合わせます。
- お米を入れます。(例、300g計量します。)
- 水を入れて優しくお米を研ぎ、水を捨てます。これを5回繰り返します。
- スケールに3を乗せて、米に対して1.37倍の水を入れます。(例、711g 米:300g 水:411g)
- 30分ぐらい、浸水(水にお米を漬けること)をして炊飯をして完成!
*ポイント:お米と水の比率は1:1.37(この比率は炊飯器により若干前後します。お好みに合わせて、調整してくださいね。)
スケールで重量を測るのは煩わしいのですが、これをするだけで、お米の食感、味が毎回同じになります。
機会があればお試しくださいね。
まとめ
今回は「女神のほほえみ」を紹介しました。
- 大粒で粘りが強いお米!
- 龍の瞳の変異種!平成30年に品種登録
- 価格は1kg500~800円と高級!
炊き立ての「女神のほほえみ」はもちろん美味しいのですが、冷めても美味しいので、お弁当にも最適ですよ。
「女神のほほえみ」の品質は、白米が割れていないかが重要になります。
購入されるときには、
- 信頼できるお米屋さん
- 白米が割れていないか確認できる袋
- ネットで口コミの高いショップ
上記3つのどれかで購入されるのをオススメしますよ。
愛知県豊橋生まれの「女神のほほえみ」、ぜひ食べてみてくださいね。