飲食店を年間365件以上食べ歩きしている「ぱる」です。
今回は、食べ歩きしていて評価が高いお店の特徴を紹介しますね。
飲食店でご飯を提供するお店では、ご飯が美味しいか?おいしくないか?で、お店の評価が変わってきます。
ご飯が美味しいお店がなぜ高評価につながるのか?
さらには、お店目線で費用がどれぐらい上がるのか?などなど、お米の専門家からの情報も含まめて解説しますね。
最後まで、じっくりと読んでくださいね。
すぐに、お米を変えたいと思っている方には、富山コシヒカリがおすすめです。
ご飯が美味しいメリット(お客さん目線)
前述の通り、年間365件以上食べ歩きしている私は、ご飯が美味しいお店は評価が高い法則に気がつきました。
定食屋、ラーメン屋、ステーキ屋、焼肉屋などなど、ご飯を提供されるお店は多くありますよね。
なぜ美味しいご飯は満足度が高いのか?
私は仕事柄、有名店や新店舗、SNSで話題のお店など訪問する機会が多くあります。
ご飯が不味くて、残念だったと思った体験はいくつもあります。
例えば、インスタでも有名なステーキ屋で、お肉は申し分なく美味しんです。肉汁たっぷり!すぐにご飯を掻き込みたくなり、ご飯を頬張ると、これが美味しくない!
お肉の味をより一層美味しくさせるために、ご飯があるはずなのに・・・引き立て役のご飯が、お肉の評価を下げてしまっていました。これは、とても残念な事例です。
また、ラーメン屋でラーメンライスを注文しました。そのラーメンはコッテリとしたスープが有名です。しかし、ご飯がパサパサとしていて、くず米(粒が小さいお米ー特定米穀とも呼ぶ)を使っているのかと思うほど。もし、ご飯が美味しければもっともっとリピートされるだろうにと感じました。
一方、名古屋でも有名な味噌煮込みうどん屋は、伝統的な名古屋の味を堪能できながら、ご飯がとても美味しいんです。一粒一粒ご飯が立っていて、味噌煮込みと相性抜群。サラリーマンの接待に使われたりと、リピートしてくれるお客さんが多い印象がありました。もし、ご飯がまずかったらここまでお店が人気になっていたかは疑問ですね。
ご飯は主食と言われますが、料理では脇役だと思います。しかし、この脇役が主役(メインディッシュ)を殺すも生かすも別れると感じました。
ご飯が美味しいお店の見分け方!
外食する際には、美味しいお店に行きたいですよね。ご飯を提供されるお店で、美味しいご飯に当たる可能性が高いコツをご紹介します。
お店でご飯を提供する際には、「産地情報」を明記することが法律で決まっています。
あまりこだわりのないお店では、産地情報を「国産米」とだけ明記しています。これだと、国産であれば、どんなお米も提供できます。先ほどの「くず米」でも「国産米」と明記できます。一方、「魚沼コシヒカリ」でも「国産米」と明記できます。同じくくりで「国産米」と表示されますので、お客さんにはお米のグレードがわからないんです。
一方、産地・銘柄まで表記しているお店には、安心して入っていけますよね。そして、ご飯にこだわりを持っているので、美味しいご飯に当たる確率が高いはずです(私の経験上そうでした)。
ご飯が美味しいおすすめのお店
愛知県の方なら馴染みが深いお店を紹介します。
ブロンコビリー(ステーキ・ハンバーグ レストラン)
こちらのお店は、魚沼コシヒカリを使用しています。もちろん、看板、メニュー表に魚沼コシヒカリと明記されています。このお店の拘りは、産地・銘柄だけではなく炊き方も独特で、「大かまど」でご飯を炊き上げています。美味しいステーキ・ハンバーグが進むんですよね。
ブロンコビリーの人気すぎて一時販売停止していたウルグアイ産ビーフが復活!美味しいお店はコスパが最高(経営者目線)
今まではお客さん目線で、美味しいご飯は満足度が上がる理由を書いてきました。では、経営者目線では美味しいご飯を提供することでメリットがあるのか?
その疑問に解を出していきたいと思います。
ここからは、お米屋に勤めている「とよ」に解説してもらいますね。
とよ
ご飯はコスパが最高!その理由は?
美味しいご飯を提供することで、お客さん満足度が向上することはご理解いただけたと思います。
では、お店側のメリットは実際あるのか?考えてみました。
まずはメリットの前に、デメリットを洗い出していきましょう。
- お米のコストが上がる!
- 銘柄、産地が変わった場合は、産地伝達の変更が必要
- 安定してお米が入ってくるか心配
飲食店で一番のデメリットはコストが上がることだと思います。
しかし、米屋目線でお伝えすると1杯のご飯に対するコストはそんなに上がらないのが実情です。
例えば、現在(2020年6月)のお米(白米)価格は、250円〜500円/kgぐらいにおさまります。
最低価格(ブレンド米)と最高価格(ゆめぴりか、つや姫など)で約2倍の差があります。
では、一杯のご飯を提供するにはお米(白米)はどれぐらいか?
だいたい25円〜50円(1杯 100g白米使用)になります。
1杯あたり最低価格が25円、最高価格が50円となります。
仮に、1日100人来店するお店だと、1日2,500円材料費が上がります。
定食700円、材料費32%とすると、約470円の粗利が残ります。
2,500円 ➗ 470円 = 5.3
1日6人増えることで、経費が増えた分をペイできます。
ご飯が美味しいお店をアピールできて、リピート客を増やしていければ1日6%アップも可能ではないでしょうか!?
これはあくまで、最低価格のお米から最高価格のお米に変更した試算です。
現在使用されているお米の価格が320円を400円に変更するだけならば、経費上昇幅は1日800円で、1日2人増えるだけでペイできる計算になります。
美味しいお米に変えることで、お店の弱点を改善し、ストロングポイントに簡単にレベルアップできますよ。
米屋の『おすすめのお米』は?
米屋の私が、飲食店で使える『おすすめのお米』はこちらです。
富山コシヒカリは粘りが強く、甘みが強いのが特徴です。さらには1年間安定してお客様に提供できる生産量もあります。産地・銘柄もうたえて、お客さんへアピールもできますよ。
お付き合いのあるお米屋さんに問い合わせされてみてはいかがでしょうか。今ではインターネットでも購入できますので、参考程度にリンクを貼っておきますね。
愛知県では、伊藤米穀(お米マイスター5つ星)ですと、おかずに合うご飯の提案もしてくれます。飲食店さんはお気軽にお問い合わせ(052-321-1262)されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
美味しいお米を提供することで、お客も飲食店も共に喜べることは嬉しい限りですよね。
お客の満足度が向上し、お店の収益も上がります。
お米のグレードアップ、ぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか?