今回伺ったのは岐阜県八百津町にある「緑屋老舗」。 明治5年の創業で、地元の人のみならず、他県からも買い求める方が多いとのこと。
栗きんとんは、すっきりと甘さ控えめで、栗の味をダイレクトに味わえます。シンプルな材料だからこそ、和菓子の美味しさが伝わってきます。また、他の栗の和菓子も上品な味わいで、リーピートされるお客さんの気持ちがわかります。
とても美味しかったので、レポしますね。
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■ お店の場所は?
岐阜県八百津町の役場から歩いて2分ほどです。昔ながらの狭い街道に、緑屋老舗はあります。
看板が大きく立っているので、すぐにわかると思います。 さらに、お店の前に駐車場が3台ありました。車でのアクセスは便利ですね。
近くには、酒蔵の花盛酒造、山田商店があります。日本酒好きにはたまらない地域です!八百津は水がおいしい地区ですので、醸造も盛んですよね。
■お店の雰囲気は?
新しい建物ではありますが、日本の和風建築で見るからに和菓子屋さんと連想させられます。 店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは栗を使用した和菓子達。
とてもキレイでショーケースに、「栗きんとん」や「栗ようかん」がディスプレイされていました。筆で書かれたポップがまた風情があって良いですね。
すぐに食べたくなるほど、美味しそうに見せていました。
所どころにイガグリや栗があしらっており、見ているだけでも癒される空間です。
何にしようか悩んでいたら
正面にこちらの文字。この3種類を購入することにしました。
■購入したのは「栗金飩」「栗むし羊羹」「栗玉だれ」
栗金飩 1個200円
緑屋老舗では50軒以上の地元契約農家さんから毎日栗が届くそうです。
その新鮮な栗を使用し、栗金飩を作っているそうですよ。 朝収穫された栗はすぐに緑屋老舗にお届けされ、新鮮なうちに蒸し上げられるのだとか。
農家さんとの連携で素晴らしい栗金飩(栗きんとん)が作られているのですね。
9月10月は1日に8,000個ほど作るそうです!
甘さは控えめで栗の味をダイレクトに感じられます。口どけもなめらかで絶妙!栗の粒々も心地よいですね。
栗ようかん 680円
紙の包み紙。
アルミの包みに栗ようかんは入っていました。
刻んだ栗が惜しげもなく入っていますし、羊羹もあっさりした甘さなので、しっかり栗を味わえますよ。
材料は栗、砂糖、寒天、小豆ととてもシンプル!
栗玉だれ 1080円
栗きんとんを求肥で巻いた和菓子で、もちもち好きにはたまらないです。栗きんとんよりも少し柔らかな口当たりが特徴です。
巻物のような見た目も雰囲気あって良いですね。
モッチモチの生地に包まれた栗きんとん。
筒状になっているので包丁で切るのですが、生地がもちもちなので、包丁を濡らして切ると切りやすいですよ。
甘さをぐっと控えた栗きんとんともちもち生地の相性抜群!甘さ控えめでとっても上品なので1個2個と食べられます。
和菓子以外にも「八百津せんべい」「お好み焼そばせん」「栗せん」もありました。お茶請けにもぴったりですね。
風情があるお庭ですね。
■ひとことコメント
素材や鮮度にこだわった栗を使用した栗きんとんや栗の和菓子はどれも美味しくてリピートしたい味わいでした。甘さが控えめなので、たくさん食べたくなりますね。
さらに、栗以外の和菓子もおいしとのことですので、また八百津に行ったら寄ってみたいと思います。
■店舗情報
店舗名:緑屋老舗
住所:岐阜県加茂郡八百津町八百津4096-1
電話:0574-43-0144
営業時間:8:00〜18:30(季節によって変わるようです)
定休日:水曜日
HP:http://midoriyarouho.com
ひとりごと
今年も、ついに栗きんとんの季節がやってきました。
中部圏では定番の秋の味覚、栗きんとん。
有名店でいえば、「川上屋」や「すや」ありますが、それ以外にも隠れた名店が多く存在しているんです。
そういえば、以前、中津川の駅前にある直売所でいろんなお店の栗きんとんのバラ売りがあったので、「恵那川上屋」「七福」「仁太郎」「一茶堂」を購入して食べ比べていたのが懐かしいです。




ちなみに岐阜のチコリ村でも栗きんとん作り体験をできました。予約をしておけば、安心!子供でも体験できるので、当時長男が年中、長女が1年生の時に体験しました。

栗の時期になると栗をたっぷり使った和菓子がたくさん登場するので、栗好きはワクワクしますね。私も、そんな栗好きの一人です。
今後も、栗生活を楽しみたいと思います。