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「そうめんかぼちゃ(金糸瓜)」の茹で方、食べ方(レシピ)

かぼちゃだけど、かぼちゃみたいに煮っころがしにできない、「そうめんかぼちゃ」はご存知でしょうか?

そうめんかぼちゃは茹でると麺のようにほろほろほぐれてきますので、普通の「西洋かぼちゃ」や「日本かぼちゃ」のように調理するより別の食べ方をする方が美味しく食べられます。

今回は「そうめんかぼちゃ」の茹で方、美味しく食べる方法、レシピをご紹介します。

■そうめんカボチャって?

外観はウリのよう、切り口はかぼちゃ。茹でてみるとそうめんのような野菜で、分類はかぼちゃ。

かぼちゃの中には西洋かぼちゃ、日本かぼちゃ、ペポかぼちゃがありますが、そうめんかぼちゃはペポかぼちゃの分類になります。

西洋かぼちゃは日本人に馴染み深いかぼちゃで、甘みがしっかりあるのが印象的(追熟の期間によっては甘くないものに当たることもありますが・・・)。

日本かぼちゃは愛知県だったら「あいちの伝統野菜」の「愛知縮緬かぼちゃ」が有名。見た目の可愛い「バターナッツ・スクワッシュ」はスイーツにも重宝しますし、最近注目を浴びていますね。

ペポかぼちゃといえばズッキーニが有名です。家庭菜園でズッキーニを作るとどんどん採れるのでどうやって食べよう、と聞かれることも多いので、私の好きな食べ方をご紹介しました。こちらで紹介しています。

ハロウィンで使われるオレンジ色のかぼちゃもこのペポかぼちゃと同じ仲間といわれています。

韓国料理やさんでよく見かける「朝鮮かぼちゃ」はスーパーでは見かけませんが、韓国料理店をしている友達に頂いた朝鮮かぼちゃをレポした記事はこちら
朝鮮かぼちゃの中身はどうなっている?どんな料理に合う?

「そうめんかぼちゃ」は通常のかぼちゃと違って炊いてしまうと、そうめんかぼちゃの良さが生かされず、残念な仕上がりになっちゃいます。

そうめんかぼちゃを美味しく食べるためには下ごしらえが大事。では茹で方にいってみましょう。

■「そうめんかぼちゃ」の茹で方

普通の西洋かぼちゃとは違い結構簡単に包丁が入ります。今回は1/2カットを購入。

3cmくらいの幅に切ります。

種をくり抜いて・・・

水から入れて、沸騰してから10分ほど茹でます。

茹で上がったらザルにあけ、湯を切る。

熱いので気をつけながらほぐして、皮を剥いていきます。手で剥けます。

(※やけどに注意)

こんな感じにほろほろほどけてきます。

みてください!この皮の薄さ。綺麗にツルッと剥けます。

すべてのそうめんかぼちゃの皮を剥けたら、ザルに入れて、水でほぐしながら洗います。水気をしっかり切ってくださいね。

これで下ごしらえは終了です。

■「そうめんかぼちゃ」の食べ方(レシピ)

そうめんかぼちゃはクセが全くないので料理を選ばないと思います。茹でたてを食べて、私が感じたのは「大根の千切りに似てる!」ということ。シャキシャキの歯ごたえ、みずみずしさは大根サラダのように食べるとまちがいないかなと思います。

そうめんかぼちゃでよく知られている食べ方は「三杯酢につけて」食べる方法ですね。今回は三杯酢よりももっと食べやすい、そしてたっぷり美味しく食べられる「和風」と「洋風」の2種類のレシピをご紹介します。

■和風レシピ

夏はやっぱりさっぱりしたものを食べたいですよね。今回はミョウガ、きゅうり、生姜を使ってさっぱりした副菜を作りました。

(1)下ごしらえしたそうめんかぼちゃの水気をしっかり切ります。

(2)きゅうり、ミョウガ、生姜を千切りにします。きゅうりは軽く塩をしておきます。

(3)ボウルに水気の切ったきゅうり、ミョウガ、生姜を入れて、すりごま、ゆずポン酢で和えたら完成!

あっという間に出来上がりです。このみでごま油を最後にかけても美味しいです。そうめんかぼちゃのシャキシャキ感が嬉しい一品です。

そうめんかぼちゃがない時はもやしで代用したりできますよ。

■洋風レシピ

この前の持ち寄りランチ会でウケがよかった一品。子供も好きな味に仕上がりました。

(1)下ごしらえしたそうめんかぼちゃの水気をしっかり切ります。

(2)きゅうりを千切りにし、塩を軽くしてよく絞って水気を切ります。

(3)ボウルにそうめんかぼちゃ、きゅうり、ツナ缶1個、コーン(好きなだけ)マヨネーズ大さじ2〜3と一緒に混ぜて塩コショウで味を整えたら出来上がり。

お好みで粗挽き黒胡椒をかけても美味しいです。ツナマヨ味で子供も喜ぶ味です。そうめんかぼちゃって言わなければ大根の千切りかと思うくらい食べやすいですよ。

■ひとことコメント

青果業界や飲食店、野菜ソムリエや食に興味のある方は知っている方も多いと思いますが、意外にまだまだ馴染みの薄い「そうめんかぼちゃ」。

普通のかぼちゃとは食べ方が異なりますが、下ごしらえをしっかりすればとても美味しく食べられるので、もし見かけたら是非調理してみてくださいね。

他にも料理のバリエーションが広がりそうなので、また調理してみようと思います。