秋のフルーツといえばイチジク。
昔は隣の家にイチジクがなっていて良くもらったわ、と母に聞いたことがあります。
私の子供の時にはイチジクは「もらうもの」ではなく、「買うもの」になっていた。
場所によってはもらっていた方も多いかもしれないですが・・・
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枡井ド―フィン、バナーネ、蓬莱柿、とよみつひめなど。
今年食べたイチジクのなかから私が美味しいと思った品種をご紹介。
- いちじくの選び方、保存の仕方
- いちじくのオススメの品種
- いちじくを使ったレシピなど。
いちじくとは?
いちじくってどんな果物?
漢字で書くと「無花果」。花がない果実と書くが実際は果実の中に花があります。
この赤いつぶつぶが花のようですよ。この花を美味しく頂いています。
水溶性の食物繊維が多いと言われています。便秘になると私は迷わずいちじくを食べます。人によって個人差があるので、便秘の人にオススメ!とは言いませんが、私はいちじくと相性が良いようで、食べた翌日はスムーズですよ。
いちじくの選び方は?
全体にふっくらしているもの、皮にツヤのあるものを選ぶと良いですね。
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愛知県のいちじくは割れているいちじくの方が割れていないいちじくより甘く感じますよ。
この写真のいちじく、めっちゃ甘かったです!
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・パックの底を見てうたれている。
・表面にシワが出てきた。(古くなってくるとシワがよってくるので)
・皮が横のイチジクと擦れて皮が剝けている。
・割れ目にカビが生えている。
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この写真でわかりますか?割れ目のところにカビが生えています。
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いちじくの保存の仕方は?
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足が早いので、早めに食べて欲しいのですが、どうしてもすぐ食べきれない場合は1個ずつラップに包んで冷蔵庫に入れるのが良いです。
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特に完熟でお尻が割れているのは、そこからカビが発生しやすいですよ。
私のオススメのいちじくベスト3!
第3位 愛知県産 枡井ドーフィン。
愛知県で馴染みの品種。
ハウス栽培と露地栽培で4月上旬〜11月上旬くらいまで出回ります。市場の方に聞くと、9月の路地栽培になってからの方が味が濃いと教えてもらいました。
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程よい甘みとさっぱりした味わい。
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ぱっくり割れているとついつい美味しいって思っちゃうのは愛知県の県民性だそう。
枡井ドーフィンを選ぶときはやっぱり裂けているのを選んでいますね。母に聞いたら、母も割れているのを選ぶって言っていました。愛知県民。
裂けているとそこからカビたりしやすいのですが、ついつい割れているのをカゴに入れています。
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愛知県外の方、いかがでしょうか?
第2位 福岡のブランド とよみつひめ
福岡県生まれの品種で、糖度が高いのが魅力的。
7月下旬〜11月下旬に出回るいちじく。
残念ながらカットした写真を撮り忘れてしまい・・・。断面の写真はないです。
白い部分が多いのが特徴。枡井ドーフィンなどは白いところはあまり味がしないですが、とよみつひめは白い部分も甘みを感じました。
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最近は愛知県でもスーパーで購入できるようになってきましたが、今回手に入れたのは熊本のスーパーです。
熊本のスーパーの店頭に出ていたイチジクはほとんど『とよみつひめ』。愛知県産のものはほとんどなく、とよみつひめと地場産のイチジクが並んでいましたよ。
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上品な甘み、糖度も高いですね。枡井ドーフィンが大衆受けするのであれば、とよみつひめはワンランク上のイメージ。
とろっとした食感もあり、好みの味ですね!
第1位 広島県の蓬莱柿(ほうらいし)
なかなか出会えない、あっても少しの期間しか会えない、など名古屋市で見つけようとするとなかなか難しい品種『蓬莱柿』。
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口に入れると濃厚な甘みがガツンをくるのでまとわりつくような甘味を感じたい方にはおススメ。
日本に最初に到来したいちじくですって。
今回紹介して3種類の中では一番赤い部分の比率が高い。
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8月中旬〜10月下旬に出回るいちじくですね。
いちじくの食べ方
イチジクと相性の良い食材と簡単レシピ
乳製品と相性がよいと言われています。
牛乳やクリームチーズと合わせてミックスジュースにしたり、チーズと一緒にサラダにする方法もありますよ。
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またイチジクと生ハムというのでもわかるように塩気のものと合わせるとイチジクの甘さが引き立って美味しいですよ。
今回はツナの塩気とあわせてパワーサラダにしてみました。
パワーサラダとは野菜と果物、タンパク質を入れたサラダ。
リーフレタス、トマト、きゅうり+いちじく+ツナドレッシングはコーンドレッシングです。
イチジクは白い部分が多いとよみつひめ。皮を残して食感も大事にしましたよ。
イチジクの皮の剝き方
いちじくの皮の剝き方はバナナの様に剝いて食べるのが包丁いらなくてお手軽。
ヘタを持ち、キューと引っ張る。詳細はこちら
また、イチジクを切ったりむいたりすると出てくるこの液体。
フィシンというタンパク質分解酵素でイチジクが傷ついたときに侵入してくる細菌を殺すためにあると言われています。(知識の宝庫さんHPより抜粋)
イチジクが細菌から身を守るために出しているが、人間の手にも影響は少なからずあるようで、イチジクを3パック剝く機会があり、ひたすら剝いていたら白い液体が触れていたところが皮膚が荒れてしまったことがありました。
普通の家庭ではそんなにイチジク剝く機会がないとおもうので、心配はないと思いますが皮膚が弱い人は注意をした方が良いかもしれないですね。
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ひとことコメント
食べなれた味を求めるなら枡井ドーフィン。
上品な甘みととろりとした舌触りを求めるならとよみつひめ。
ガツンとくる甘みを求めるなら蓬莱柿を。
お好みの品種を探してみてくださいね。