最近テレビ・雑誌でよく登場するオートミール!
次の疑問や問題がありませんか?
- オートミールってどんな食べ物なの?
- オートミールを始めたけど、、、続かない!
- いろんな種類の商品があるけど、どれがいいの?
と、思った方も多いのではないでしょうか?
実は「ぱる(著者)」も皆さんと同じで、上記の疑問、問題を抱えていました。
オートミールって、種類によって続けやすいものと、続け難い種類があるんですよ。
初心者の方が、上級者向けのオートミールを最初に購入すると、続かない原因になりますよ。
今回は、オートミール初心者に向けて、オートミールの種類、選び方 をメインに解説していきますね。
少し長くなりますが、ぜひ最後までお付き合いください。
料理研究家「ぱる」
野菜ソムリエプロ歴15年、野菜・果物の携わり17年。大手スーパーの青果主任を経験後、名古屋最大手の卸売市場に勤務!結婚・出産後は、野菜・果物に関わる講座・講演に登壇。
現在は、野菜・果物をより多くの方に知ってもらうために、ライターとして活動中。月間32万PVのサイト『名古屋グルメ ぱるとよ』を運営中。YouTubeでは、野菜・果物に特化したチャンネルで活動中『野菜・果物の豆知識 ぱるとよ』。
オートミールの種類
オートミールはすべてオーツ麦(えん麦)からできています。
日本人の主食である「ごはん」と同じように、オートミールはオーツ麦の皮を剥いたり、割ったり、加熱加工したりと、食べやすいように加工されます。
その加工度合い、加工過程によってオートミールの種類(呼び名)が変わっていきます。
まず、第一に知っておきたいのが『オートグローツ』です。
『オートグローツ』は オーツ麦のもみ殻を取り除いた もにになります。お米で例えると、収穫したお米を乾燥調整し、籾摺りした 玄米に当たります。
オートグローツは玄米と同じで、調理が非常にしづらく日常的に食べるのが難しいです。
加工が進むごとに食べやすいオートミールになります。
オートミールの選び方(種類)
オートミールには、代表的な 4種類 があります。
【初心者向け】インスタントオーツは時短したい人にバッチリ!
ロールドオーツを 砕いて加熱調理して、乾燥させた オートミールを『インスタントーオーツ』と呼びます。
こちらは加熱時間が短くて済む お手軽なオートミール。
味付けされたインスタントオーツもあり、シリアルと同じように牛乳を掛けるだけで食べられる商品もあります。
加工されていないオートミールには劣りますが、白米よりも栄養価も高く、特に食物繊維を豊富に摂取できます。
市販で購入できる商品も多く、手軽に手に入りやすいのも魅力です。
【初心者向け】クイックオーツは簡単調理!
ロールドオーツを 細かく砕くことにより、更に調理しやすく加工された オートミールです。
インスタントオーツと同じで、初心者向けのオートミール!
ロールドオーツを細かくしたもので、牛乳などにふやかしてそのまま食べても、レンジ調理でも食べられる手軽なオートミール。
どのスーパーでも手軽に買えることができます。
【中級者向け】ロールドオーツ食感も楽しめる!
オートグローツを 蒸して平らに伸ばして乾燥させた ものを『ロールドオーツ』といいます。
粒が大きいので、歯応えもしっかりとあり、噛む回数を増やして満腹感を得やすいのも特徴。
ダイエットをしている方にもおすすめですね。
調理方法は、レンジ加熱でも食べられる手軽さもあります。中級者向けと明記していますが、初心者の方でも扱いやすいオートミールです。
【上級者向け】スティールカットオーツは、プチッとした食感が楽しめる!
オートグローツ1粒を2〜3個に割った のを「スチールカットオーツ」といいます。
とても硬いのでしっかり加熱する必要があります。
雑穀のようにご飯と一緒に炊いたり、じっくり煮込んだりして食べます。歯応えがあるので満腹感をえやすいのも特徴的。
ただ、調理に時間がかかるのと、クイックオーツなどに比べるとレシピが少ないのが難点。
【初心者】オートミールの選び方(量・保存)
オートミールの 2つの選び方 を解説します。
挫折せずに、継続するためにも必要です。
【ポイント①】少量タイプ100g〜500gを選ぼう
オートミールは1食、30〜50gです。
100gの少量タイプならば 2〜3食分で使い切ってしまいます。
500gでも最大17食で食べ切ります。
1〜2kgの大容量タイプに比べて少し割高になりますが、自分の好みの商品と出会うまでは、少量タイプがおすすめですよ。
計算したら100gあたりのオートミールが高かったこと・・・涙
【ポイント②】初心者は、缶入り・ジップ付きビニール包装がおすすめ!
オートミールはお米と同じで虫が沸きやすいです。
特に、密閉できない保存容器 は虫の混入確率が高くなりますので、オススメできません。
密閉できる缶入りか、もしくは、ジップ付きビニール包装の商品がオススメです。
中級者、上級者になれば、冷蔵庫保管をもっともオススメしますが、初心者は常温保管を推奨します。
開封後は早めに食べきられるのをオススメします(少量タイプは食べきりやすいですよね)。
オートミールはお米と同じで、少しでも水気があるとカビてしまいます。
オートミールの基本的な食べ方・レシピ
スチールカットオーツ以外はそれほど時間が掛からずに、レンジ、鍋で調理ができます。
オートミールを入れた野菜炒めは、野菜と肉、さらにオートミールが一皿で取れるレシピとして重宝しています。
まとめ
オートミールの種類について解説してきました。
もう一度おさらいの意味も込めて、一覧表を作成しました。
オートミールの種類とそれぞれの加工・特徴
種類 | 難易度 | 加工・形状 | 味・調理の特徴 |
---|---|---|---|
インスタントオーツ | 初心者向け | ロールドオーツを調理し、味付け、乾燥したもの |
・生食でもOK(シリアル感覚) ・牛乳やヨーグルトをかけてもOK |
クイックオーツ | 初心者向け | ロールドオーツを細かくしたもの |
・牛乳などにふやかして、食べてもOK ・簡単なレンジ調理ができる。 ・スーパーでも手軽に購入可能 |
ロールドオーツ | 中級者向け | 脱穀したオーツ麦を、蒸して平にして乾燥したもの |
・レンジ加熱でもOK ・食感を楽しめる ・調理に幅がある。 |
スティールカットオーツ | 上級者向け | 脱穀した麦を2〜3に割った生の麦 |
・しっかりと加熱する必要あり ・雑穀のようにご飯と一緒に炊いて、食べれる。 ・歯応えがあり、満腹感をえやすい。 |
初心者の方は、まず少量の『インスタントオーツ』か『クイックオーツ』を購入されることをオススメします。
慣れてきたらステップアップで大容量や『ロールドオーツ』、『スティールカットオーツ』へと進まれるといいと思いますよ。