春のそよ風を感じる季節になると、菜の花、タケノコなどのほろ苦い野菜・山菜などが恋しくなります。
子供のころに苦手だった『ほろ苦い』が、不思議と40歳前に大好物に変わりました。
最近では、新しいほろ苦い野菜・山菜を探すのが楽しみになっています。
4月の百貨店の青果売り場に、見慣れない山菜『アマドコロ』を発見し、早速購入。
- アマドコロの食べ方
- 料理の方法
- 鮮度の見分け方、保存方法
などなど、アマドコロについて解説しています。
焼き方はトースターで簡単にできますし、茹で方も茎の大きさを分けるなどポイントを押さえると、美味しく食べることができます。
スーパーで見かけたら春の味覚の『アマドコロ』!
ぜひ買ってみてはいかがでしょうか!?
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アマドコロとは?
アマドコロとは、『あまどころ』、『甘野老』と、カタカナ、ひらがな、漢字で表記されることがあります。
この記事では、カタカナで表記します。
アマドコロは、ユリ科アマドコロ属の多年草で、観賞植物としても利用されています。
山菜として食べるのは、若芽と根茎部分です。
今回解説するのは、若芽部分です。
収穫時期
若芽は3月、4月です。
旬が短いので、スーパー、百貨店の青果売場で見かけたら、購入されてはいかがでしょうか。
産地
今回購入した産地は、山形県のアマドコロです。
全国各地に自生していますが、食用として食文化があるのは東北地方だけみたいです。
名古屋(東海地方)出身の『ぱる』、熊本(九州)出身の『とよ』も地元では食べたことがありませんでした。
アマドコロ 選び方
野菜・果物・山菜の選び方も基本的には同じです。
選び方を間違えると、傷んでいる食材や不味くなってしまった食材を購入してしまいます。
野菜・果物・山菜は、加工品と違い購入時の目利きも必要になりますよね。
ポイントを少し押さえるだけで、鮮度の良いアマドコロが購入できますよ。
若芽が開いていないもの
アマドコロは、葉が開いて緑色が増して濃くなってくると、一気に苦味が強くなります。
YouTubeでも焼き方を解説していますが、緑色の濃い葉っぱは苦味が強かったです。
下の写真は葉が閉じているアマドコロです。
葉が閉じているアマドコロは、苦味も少なく美味しく食べれますよ。
根元が蕩けていないもの
アマドコロの根元が蕩けていないの。さらに、根元が黄色くなっていないものも選んでください。
白くて根元の切り口が水々しいのが、新鮮なアマドコロです。
アマドコロ 保存方法
アマドコロは基本的に早めに調理されるのをオススメします。
しかし、どうしても購入後すぐ料理ができない場合は、次のように保存してください。
- 乾燥しないように袋に入れます。
- 冷蔵庫の野菜室に、立てて保存
- なるべく早く食べてください。
アマドコロは、袋に入れて立てて保存 してください。
基本的には、アスパラガスなどと同じで、立てて保存することにより鮮度が保たれます。
アマドコロ 食べ方(基本的な調理方法)
アマドコロの調理方法を2つ紹介します。
- 茹で方:沸騰したお湯で茹でる方法
- 焼き方:トースターで焼く方法
どちらもとても簡単ですので、ぜひトライしてみてくださいね。
茹で方
YouTubeでも解説しています。
【食べ方】
①根元に近い白い部分は甘味があって、そのままでも美味しいです。
②先の緑色の部分はほろ苦さがあるので、おひたしで食べるより、ベーコンなどのタンパク質と一緒に炒めて食べると食べやすいかもしれないですね。
焼き方
アマドコロの焼き方をご紹介します。
YouTubeでも解説しています。

その際は、お使いのトースターで3分ずつ焼いて、火加減を確かめてみてくださいね。
【食べ方】
茎の部分は、びっくりするくらい甘かったです。茹でる調理法よりも甘く感じました。
焼いた後でも葉の苦味が気になる方は、30分ほど水に漬けると苦味が緩和されます。
先端の緑色が濃い部分は苦味がはっきりしているので、ベーコンなどと一緒に炒めると食べやすいかもしれないですね。
アマドコロのレシピ
アマドコロのレシピを紹介します。
- アマドコロのベーコン炒め
- アマドコロのおひたし
2つともとても簡単ですので、機会があれば作ってみてくださいね。
アマドコロのベーコン炒め
【材料】
アマドコロ 1袋
ハーフベーコン 5枚
塩胡椒 適量
油 適量
1)アマドコロの下の部分を切り取り、汚い部分をはずす。
2)アマドコロを食べやすい大きさに切る。
3)沸騰した湯でアマドコロを茹でる。
4)30分ほど水に浸して水気を切る。
5)ベーコンを食べやすい大きさに切る。
6)フライパンに油をひき、ベーコンを炒め焼き目がついたら水気を切ったアマドコロを入れて炒め流。
7)塩胡椒をして完成。
アマドコロのおひたし
材料
アマドコロ 1袋
ゆずぽんず 適量
鰹節 適量
1)アマドコロの下の部分を切り取り、汚い部分をはずす。
2)アマドコロを食べやすい大きさに切る。
3)沸騰した湯でアマドコロを茹でる。
4)30分ほど水に浸して水気を切る。
5)ゆずぽんずと鰹節をかけて完成。
他サイトのレシピ
アマドコロのレシピを知りたい方は、レシピサイトがオススメです。
まとめ
アマドコロは、春の味覚で旬が3、4月と短いのが特徴です。
茎の部分は、びっくりするぐらい甘くて美味しかったです。
一方、葉の濃い緑色部分は苦味が強いので、ベーコンなどと一緒に炒めると食べやすくなりまよ。
ここでポイントをおさらいします。
- 選び方:鮮度がよく、葉が開いていないもの
- 茹で方:1分間茹でて、食べやすい大きさにカットして30分、水に漬けます。
- 焼き方:トースターで200℃、15分加熱
毎年、春になるのが、よりいっそう待ち遠しくなりました。