あなたはポットラックパーティーに何を持って行きますか?
最初は何を持っていっていいか悩みますよね。特に料理が得意ではなければ、ないほど・・・無難な料理を選んでしまいますよね。お呼ばれしたポットラックパーティーに一際目を引く斬新な料理を持ってくる方に羨望の眼差しで見てしまいますよね。
私もそうでした。結婚当初は悩んで悩んで、何度も試作を繰り返し、体重を増しながら料理を作っていました。その甲斐もあり、今では料理のレパートリーが増えて、イベントに合わせた料理が作れるようになったと実感しています。
例えば、外国出身の方とポットラックパーティーをすれば、日本の和食をテーマに「肉じゃが」、「ちらし寿司」など喜んもらえるものを作ります。また、幼稚園のママ友とのポットラックパーティでは、野菜ソムリエの資格を活かした野菜たっぷりのヘルシー料理、野菜スイーツを持って行きます。
しかし、今でもまだまだ勉強が足らず、作る料理も偏って来ていまいます。そこで、勉強会の意味も含めて、2ヶ月に1回、野菜ソムリエでポットラックパーティーを開催しています。
得意料理が各人違いますので、ジャンルを超えた料理を学ぶことができます。自分のレパートリーを増やす絶好の機会です。このような良質な情報を色々と発信して、少しでも参考にしていただければと思い、記事にしました。
ポットラックパーティー(野菜ソムリエの持ち寄り会)の目的は
目的
・レパートリーの少ない野菜のレパートリーを増やすこと
・野菜ソムリエの交流(資格は取ったけど、なかなか仲間と交流ができない方多くないですか?)
・自分では思いつかなかった野菜の魅力に気づくこと
ポットラックパーティーの最初は今年の3月。日本野菜ソムリエ協会の企画のキュウリ会が始まりでした。その後は、野菜ソムリエの有志で野菜をテーマに持ち寄り料理会を行っています。
ポットラックパーティーをイメージされる方は、「クリスマス」「ひな祭り」「ハロウィン」などを季節のイベントをテーマに開催することが多いと思いますが、そこは野菜ソムリエ・・・野菜にテーマを絞っています。
今回のポットラックパーティーのテーマ「きのこ」
今回使用した「きのこ」は10種類! *きのこは野菜ではないですが、スーパーで野菜売り場に売っていますので、今回のテーマとなりました。
しいたけ、えのき、舞茸、エリンギ、ヒラタケ、マッシュルーム、なめこ、ブナシメジ、ブナピー。
一度にこんな種類食べたことありますか?
さて皆さんの作ってきてくれたきのこ料理は・・・
中條さん
「いろんなきのこのお揚げ包み」
4種類のきのこと生姜を甘く炊いたものをお揚げにイン。和風の風味の効いた一品。じゅわ〜と滴るお汁にはきのこの旨味を閉じ込めています。爪楊枝で口を閉じるのではなく、パスタでとじています。加熱するとパスタも食べることができるのでエコでええですね。
食パンのWチーズグラタン
いろんなきのこの下にはスライスチーズが隠れていてチーズの底力を発揮。きのこの上には粉チーズがふんだんにかかって見た目にも可愛い。
市川さん
「舞茸のバーニャカウダ」
これは目からウロコな一品。舞茸でバーニャカウダソースを作っていました。アンチョビが入ってないのにこのコク、びっくりです。里芋はきのこ型に皮をむいたり、柿、パプリカ、サツマイモ、かぼちゃは秋のイメージで型抜きしてあり、レンコンは花形にしてあったり、、、加熱の方法も食材によって分けてあるほどの仕事の細やかさ、、、素晴らしすぎます。
「きのこのペンネ」
クリーム仕立てでみんなが口を揃えて言ったのは「お店の味」がする、と。最後にトッピングしたトリュフオイルがポイントだとか。
トリュフオイルを使うとピザやパスタがぐっとお店の味に近づくそう。みんな使ってみたいね、と帰りにお店に行く話をしていました。
保田さん
「4種類のきのこのポタージュ」
玉ねぎの甘みときのこの旨味がギュギュッと凝縮豆乳で優しく伸ばした一品。きのこは3種類以上混ぜると旨味が爆発的に増えるので4種類も入っていたらどれだけ旨いのか想像できますね。
「ブナピーのタピオカスイーツ」
ブナピー、スイーツにいけますね。ココナッツミルクにプカプカ浮いたブナピーのプリッとした食感とタピオカのぷにぷにした食感のバランスが絶妙。控えめにブナピーが入っていましたがもっとがっつり入れてもきっと美味しいと思います。
庭野さん
「しいたけのグラタン」
ゆずの香りを効かせた和風のグラタン。ゆずとしいたけがものすごくマッチした一品。ゆずの香りが前面に出てくるのでしいたけの独特の香りを和らげてすごく食べやすいです。
「おっきいなめこと柿のマリネ」
特大なめこと今が旬の柿をゆず仕立てのマリネ液で仕上げた合わせ技。柿が甘いのでマリネ液は甘さ控えめとバランスを考えぬかれた味。なめこのとろみがうまい具合にマリネに馴染んでいます。
椙村さん
「米粉入りきのこパン」
パン作り歴20年の大ベテラン。米粉を配合したパン生地にミックスきのこを味噌マヨで味付けしたものをトッピング。朝焼いてきてくれたのでもっちりふんわり思わず笑顔になるのがわかる一品。味噌とマヨネーズでコクと美味しさをプラス。パン生地と食べると美味しいですね。
「きのこと豚肉の佃煮」
4種類のきのこと豚肉を甘辛く煮たもの。生姜が効いてて、ご飯にかけてきのこ丼にしたい一品。きのこだけではなく、豚肉も入ってボリューム満点。
ピザの具材にしてもきっと美味しそう!
大橋
「塩きのこ」
今流行りの塩きのこをつくってみました。私は手軽にレンチンしたきのこたちに塩をかけましたが使った塩は北海道で買った「おにぎりの塩」。海塩にホタテや昆布の粉末が入ったもの。添加物はなし。こちらを1晩休ませたもの。
塩がきのこの旨味を引き出した一品。エリンギは味がなじみやすいように繊維を断ち切り、輪切りにしました。
「ヒラタケとえのきのパスタ」
ごま油をベースに鶏がらスープで味付けたしたパスタ。大葉をアクセントに大人の方向けのパスタ。ヒラタケはクセがなく他の食材になじみやすいので食感も大事に縦に裂いただけ。
「えのきの醤和え」
我が家でブームの「醤(ひしお)」を使ったメニュー。電子レンジで軽くレンチンしたえのきがしっかり冷めてから醤で和えたもの。
優しい味付けですがえのき独特の香りを軽減させてくれます。
「スイートポテト」
え?きのこ入ってないじゃん、お思いでしょうか?いえいえ、エリンギが入っています。
エリンギをスライスし、バターときび砂糖で甘く煮付けて潰したサツマイモに混ぜ込んで焼きました。サツマイモのには砂糖は入れず、低温じっくり作戦で甘みをじんわり出させています。エリンギの存在感も楽しんでいただきたい一品。
まとめ
作る野菜ソムリエによってきのこが大変身。野菜ソムリエでも同じものは決してなく、打ち合わせなしでいつもカブリがないのも素晴らしい。次回は1月ごぼう&レンコン会を開催予定。どんな料理が出来上がるのか楽しみです。