みかんは年中出回りますが、秋から露地栽培のみかんが登場して、たくさんお目にかかります。
でもみかんって同じ品種でも大きいみかん、小さいみかんがあるのですが、皆さんはどちらのみかんを選びますか?
今回はその違いについてお伝えします。
- みかんの選び方
- みかんが甘いのは大きいみかん?小さいみかん?
みかんの選び方は?
極早生は全体に緑色のものを。早生みかんはオレンジ色がキレイなものを。
秋になるとスーパーを賑わす極早生みかん。名古屋だと三重県の南紀みかんが有名ですよね。極早生は緑色の果皮をしていますが、色での見分け方は全体に緑色をしているのもが美味しい傾向にあります。
野菜ソムリエ ぱる
黄色っぽいみかんより、緑っぽいみかんの方が味がはっきりしている傾向にあります。極早生で全体に黄色いものを選ぶと酸味が抜け切って、味がボケていることも多かったので、私は極早生みかんは緑っぽいものを選びます。
※個体差があるので一概には言えませんが。
こちらは早生みかん。みかん狩りに行った時の写真です。
野菜ソムリエ ぱる
オレンジ色がしっかりしているものを選んでください。
写真のみかんんは収穫したてなので、ヘタの緑色もフレッシュです。食べてみて酸味が立っていたら少しおくと酸味が抜けてまろやかになりますが、甘さと酸味のバランスが良い場合はすぐ食べてOK。
形は扁平なものや、皮が実にしっかりくっついているものが甘い傾向にあります。
横から見た写真がなくて申し訳ないですが、まん丸のみかんより、扁平な形のみかんの方が甘味がある傾向にあります。
野菜ソムリエ ぱる
みかんは大きさによって甘さは変わる?
大きいみかん、小さいみかんどっちが甘い?
こちらのみかんはJA三重南紀の「極早生みかん(一番星)」です。
同じスーパーマーケットで販売していました。
そこで購入したSサイズ(左)、Lサイズ(右)です。
写真では2周りほど大きさが違います。
直径の長さを調べてみました。
Sサイズの「極早生みかん(一番星)」は直径6cm程の大きさです。
Lサイズの「極早生みかん(一番星)」は直径7cm程の大きさです。
二つの中を確認すると・・・
左側のSサイズの「極早生みかん(一番星)」の方が、果肉のオレンジが濃く見えます。
実際にS、Lサイズの糖度を測定してみました。
左側がSサイズ、右側がLサイズです。
約2%も違いますね。
動画でも解説しています。
みかんの糖度はいつ決まる?
みかんの糖度は小さい時に決まる?
その結果、Sサイズ(小さい方)の「極早生みかん(一番星)」が糖度が高い、結果となりました。
実は「みかん」は果実が小さい時に糖の量が決まります。
例えば、果実が小さいときに10gの糖が入っているとします。
同じ量の糖が入っていて、Sサイズ、Lサイズにそれぞれ成長したとします。
任意にSサイズ、Lサイズの面積を設定しました。
Sサイズの面積を50、Lサイズの面積が100だとします。(単位を付けると解り難いと思い省略しました。)
Sサイズの糖度は10➗50✖️100=20度
Lサイズの糖度は10➗100✖️100=10度
となります。
この理屈により、サイズが小さい「みかん」が、甘い「みかん」になります。
みかんを買われるときには、大きい「みかん」よりも、小さい「みかん」をお勧めします。
ひとことコメント
今回は『みかんの選び方』、『大きいみかんと小さいみかんはどちらが甘い?』をご紹介しました。
みかんは『小ぶりのみかん』の方が味が濃い、甘い傾向にあるので、甘いみかんが好きな方は小さいみかんを選んでみてくださいね。私は直売所とか行くと、なるべく小さいみかんを選びます。できるなら2Sとか。とにかく甘いので、小さいみかんを進んで買いますよ。
これからいろんな種類のみかんが登場します。色や形、産地やブランドなどいろいろ食べてみて、お気に入りのみかんを見つけてみてくださいね。