京都観光のおやつには京都駅の「中村藤吉本店」は外せない。
平日でも行列ができる人気店のパフェは食べないと損。
何層にも積み重ねられた和菓子の素材で食べ進めると味の変化が楽しめる。
京都で和菓子パフェを食べるにはここがオススメ!
昼間は人気のないレストラン街に行列!
地方から京都へ観光へ訪れると京都駅を利用される方が多いのではないだろうか?
名古屋在住の筆者もその中に一人である。
京都はお公家のイメージが強く、古くから日本の文化を守ってきた都であると認識している。特に食の文化では伏見の日本酒、宇治の抹茶、さらには和菓子と日本の伝統文化が根強く受け継がれている地域ではないだろうか。
京都駅に落ちたつと、駅のスケールに圧倒される。
新幹線の改札と近鉄の改札の間のコンコースとを縦に進むと、スバコ・ジェアール京都伊勢丹3Fのレストラン街が設置されている。
その中の一つに今回お邪魔した「中村藤吉本店」がある。
座って待てる大行列がありがたい。
筆者が訪れたのは4月の平日の15:30ごろである。
ちょうど小腹が空いておやつを食べたくなる時間帯。人気店とは知りつつも、この日時であれば待つことなく入れると思っていると、それがそれが・・・
約20人ぐらいの待ち人が、店の前に行列を作っている。大学生と思われる女子達や、カップル、年輩の淑女、はたまた着物を着た外国人の方も行列に並んでおり、幅広い方々に人気がある和菓子店と確信した。
さすが京都の和菓子屋さん、店の軒先から壁に沿って約30席のイスが用意されている。この心遣いはありがたい。
行列が長くても待ち時間が少ない場合も
さて、20人の行列では1時間以上待つと覚悟していたが、15分足らずで店内へ案内された。店員さんから2人掛けの席に案内されて、ゆったりとしたスペースが確保できた。
店内には2人掛けの席が10個以上あり、それも可動式で大人数にも対応できる。
お店入り口の中央部には10人すわれる席が用意されており、筆者と同じ一人客も利用していた。
パフェが人気の和菓子屋「中村藤吉本店」
筆者はパフェが人気のお店と噂をきき訪れたが、メニュー表を見ると和菓子のオンパレード!あんみつ、最中、抹茶など、THE 京都と思わせるメニューが所狭しと載っている。(メニュー表の写真を撮れなかったのが残念)。
お目当てのパフェのメニューは目立たない場所に掲載され、定番は2種類のみ。パフェ目当てのお客さん以外は気がつかないのではないだろうか?
しかし、そのメニュー表にも関わらずお客さんの約4割が人気のパフェを注文していた。
メニューには目立たせなくても認知度があるのは、人気の証拠であると感じ取れる。
何層にも重ねられた和菓子の素材!
早速、人気のパフェを注文して待つこと約10分。目の前に今まで見たことのないパフェが現れた。
パフェは山のようにクリームが巻かれており、フルーツ、チョコレートなど盛りつているのが筆者のパフェのイメージである。
しかし、このパフェは、水をコップにぎりぎりまでいれると表面が盛り上がる表面張力のように、クリームをパフェ器いっぱいに入れている。
その上に、中村藤吉本店の屋号が抹茶で彩られていた。
屋号の下の中央部には抹茶のアイス。
そのアイスを取り囲むように抹茶のシフォンケーキがクリームの下に隠れている。
さらに下へ進むと、粟ポン、団子、栗、粒あんの層へと移っていく。
抹茶クリームと抹茶ゼリーが最下層を占領する。このように和菓子の素材をふんだんに使って、中村藤吉本店のパフェは完成している。
上品な甘みで味の変化を楽しめる。
クリームは甘さ控えめで、抹茶の風味が際立ち良い意味で主張する。
抹茶のシフォンケーキの下に陣取る粟ぽんが絶妙なわき役として全体の触感を引き立てる。
抹茶アイス、シフォンケーキ、クリーム、ゼリーと1杯で違った味の抹茶のお菓子を楽しめ、一緒に食べると違った味で楽しめる。
目で見て楽しみ、舌で堪能し、記憶に残る和菓子パフェであった。
京都駅で小腹がすいたら、中村藤吉本店をグルメ通の著者はオススメする。
店舗情報
京都駅店
営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー 21:00)
住所:JR京都駅西口前 スバコ・ジェアール京都伊勢丹3F
予約:なし
中村藤吉本店のバームクーヘン