明治さんと野菜ソムリエ協会のセミナーで、チョコレートの魅力を学んできました。チョコベジの第3弾となるベジフルマンディアンは乾燥野菜、フリーズドライの野菜を溶かしたチョコにトッピングしていくもので贈り物にも最適なチョコレートです。実際に作りました。セミナーの後半では明治さんがこだわったmeiji the chocolateの秘密を聞くことができました!
明治さんと日本野菜ソムリエ協会で始まった、野菜とチョコレートを一緒に食べる”チョコベジ”は今年で7年目です。
野菜をチョコにつけて食べるという食べ方、野菜が苦手な子でも食べることができるかもしれない食べ方、その食べ方が魅力で家でもよくチョコベジをしています。
“チョコベジ”は野菜のビタミン、ミネラルとチョコレートのカカオポリフェノールを一緒に食べることができるんです。
チョコベジの詳しい情報はこちら→http://www.meiji.co.jp/sweets/choco-vege/
さて今回は「チョコベジ革命!思わずシェアしたくなるチョコレートの新たな魅力」でチョコレートをじっくり学んできました。講師は明治さんの担当の方々です。内容を公開して良いとのことだったので学んできたことを書きます!
■ベジフルマンディアン体験。
チョコベジ、チョコベジスムージーの次の段階としてベジフルマンディアン。
ベジフルマンディアンとはチョコレートを溶かして型に入れてフリーズドライや、野菜チップ、乾燥野菜をトッピングしたもの。
フリーズドライの野菜果物。玉ねぎのフリーズドライもありました!
贈り物にされたら嬉しいですね!
ベジフルマンディアンを作った後はカカオの勉強です。
■カカオの生産
カカオ豆は30cmくらい。ずっしりと重みがあります。冷凍してあったものを解凍したのでブヨっとしていましたが、生のものはカボチャみたいな硬さだそう。
そもそもカカオは赤道から北緯20度〜南緯20度の場所でしか栽培できないとのこと。そして産地によってチョコレートの味は変わると言われているが実は産地による違いはそこまでないようです。味の決め手は品種と発酵。
実際に同じ産地、品種のカカオで作った発酵日数の違うチョコレートをいただきました。
左:発酵2日目、ポリフェノールがまだ残っているので紫色がかっています。右:発酵6日目、酸味が出てきて味がしっかりしています。好みの問題になるのでどちらが良いとは表現しません。
発酵によって味の違いがあるのを目の当たりにしました。
■収穫したカカオは発酵します。
カカオの木にカカオはゴロゴロつくようで、収穫する時はハサミで収穫、カゴに入れる手作業です。
収穫したカカオは殻を割り中身(カカオの実)を取り出し、白い実ごと発酵させます。白い実は50粒ほど入っているそうですよ。
実はこの白い部分はカカオパルプといいます。半分に切るとほとんどカカオ豆。実はうっすらです。
カカオパルプを絞ったカカオパルプジュース。甘すっぱくて美味しい!ライチみたいな味。こんなに美味しいのなら現地の方が飲んでいるのかと思いきや、飲んでないとのこと。
カカオを美味しく発酵させるためにはこのカカオパルプの部分がないと美味しく発酵できないんだそうです!
発酵する時は木箱に入れて空気としっかり混ぜるために攪拌します。
バナナの皮で覆い、麻ぶくろで温度を調節。
乾燥させて、カカオ豆として輸出します。
■カカオ豆を焙煎、ペーストに。チョコレートになるまで。
今回はローストマシーンで120度15分。3分くらいすると香ばしい香りがしてきました。
焙煎したカカオ豆は殻をむきます。
殻を優しくむいても中身はほろほろ崩れていきました。左:カカオニブ。右:殻。カカオニブは食べられますが後から渋み、苦味がきます。
カカオニブをすり潰します。
しばらくすると香ばしく香り、とろとろの状態になります。混じりっけのないカカオマスです。
■チョコレートの種類は大きく分けて3種類。
ダークチョコレート:カカオマス、ココアバター、砂糖
ミルクチョコレート:カカオマス、ココアバター、粉乳、砂糖
ホワイトチョコレート:ココアバター、粉乳、砂糖
※抹茶味やストロベリー味はホワイトチョコに味付けをしてあるものだそうです。カカオの繊維、旨味が入ってないのがホワイトチョコだそうです。
■高品質のチョコレートを作るための”bean to bar”
カカオ豆の買い付け、焙煎、配合、摩砕、成型、包装、販売を全て自らの手でやること。しかしそれだけでは十分でなく、質の良いカカオ豆を手に入れるためには質の良いカカオの木が必要。ということで明治さんはカカオ農園と手を取り合い美味しいカカオ作りをしています。
そして質の良いカカオの木を作るためにカカオ農家の支援をしているとのこと。発酵する木箱が必要でしたら木箱を寄贈、質の良いカカオ豆を作るための技術指導、洗い替えのシャツが必要な場合配布など、カカオ農家が仕事がスムーズに行くようにサポートをしているそうです。
明治さんのカカオサポートの詳細はこちら→http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/mcs/
そして毎年、カカオ豆の発酵具合を実験しながら、毎年ベストな発酵具合でチョコレートを作っているようです!
■the chocolate(ザ チョコレート)は高品質のチョコレート!
カカオ豆から、カカオの木からこだわり高品質なチョコレートに仕上げた商品がこちらのthe chocolate(ザ チョコレート)。非常に香り豊かで舌の上で溶かしながら食べると思わず笑顔になるほどの美味しさ。
ハイクオリティなものをお値打ちに、ということで手に取りやすい価格帯で今すごく人気のある商品だそうです。
講座の中では実際にthe chocolate(ザ チョコレート)と1枚100円のミルクチョコを食べ比べましたが全く味は違い、カカオ感が断然the chocolate(ザ チョコレート)の方が多いです。従来のミルクチョコレートと比較すると、砂糖の量はなんと半分だそうですよ。
それぞれ、上品な香り、フルーティな香り、バタースコッチのような甘い香り、など特徴があるのでお好みのチョコレートが見つかるといいですね。
■まとめ
・ベジフルマンディアンはフリーズドライや乾燥野菜を使って作るので色鮮やかで見た目もきれい、贈り物にぴったり!
・チョコレートの美味しさはカカオ豆の発酵具合で変わるそうです。
・ザ チョコレートは高品質のカカオ豆から作られています。
2時間たっぷりチョコレートの魅力に迫ることができました!ベジフルマンディアンもとっても簡単ですし、贈り物にも喜ばれそうなので、家でも作ってみます。そしてザ チョコレートにますます魅力を感じたのでこれからもたくさん食べようと思います。