みなさんは、青果物の価格がどうして変わるか?ご存知ですか?
キャベツが1玉58円だったから凄く安かったのよ〜。
一方、キャベツが1玉400円近くなることもまります。
その差は、約8倍!!
主婦であれば感じられることは多いのではないでしょうか?
加工食品のカップラーメン、チョコレート、スナック菓子などは、特売日以外はあまり価格の変動はありませんよね。
では何故、青果物の値段が変わるのかについてお話しします。
需要と供給のバランス
学校の授業で需要と供給について習われたのではないでしょうか?
青果物の価格は「需要と供給」のバランスが直結します。
需要は青果物を食べることなので、季節変動はありますが、基本的にあまり変わりません。
しかし、供給は農作物だから変動します。
なぜ農作物の量は変動するか?
天気に左右されるからです。
特に、野菜類は時期によって作られる産地が決まっています。
例えば、夏場のキャベツは高冷地、東北、北海道など決まっています。
もし、東日本で天候不順が続くと、発育が悪くなり、生産ができなくなります。
一方、今年のような暖冬では、生育が早くなり、収穫する予定が前倒しで、供給過多に陥ります。
仮に、出荷数量が1.5倍で消費が1倍なら、0.5倍の青果物が残ります。
基本的にキャベツ、ほうれん草などの青果物は、日持ちがしないので、腐る前に全て使い切らなければなりません。
保存が効く農作物であれば、一時的に量が増えても価格の下落は少ないのですが…
青果物の多くは保存が効かなく、さらに需要も安定しているので、供給過多になると一気に価格が下落してしまいます。
天候次第ですので、農家さんは毎年博打を打つようなものですよね。
農家はハイリスク、ハイリターンの職業かもしれません。