みなさん、「葉とらずりんご」ってご存知ですか?
りんごを色付ける為に、通常はりんごの実の周りの葉っぱを取って、栽培します。
りんごの葉っぱは糖を作って、果実に送る働きをしています。
なので、葉っぱを取って栽培するのと、葉っぱを付けて栽培するのでは、後者の方が糖度が高くなる傾向にあります。
その為、「葉とらずりんご」として通常のりんごとは差別化した商品で販売されています。
今回購入した「葉とらずりんご」はJAつがる弘前(青森県)のサンつがるです。
野菜ソムリエの視点からレポートします。
名古屋市内のスーパーマーケットで2玉398円(税抜)で購入しました。
大玉の「葉とらずりんご」が2玉並んで、綺麗に包装されていました。
一個つづ取り出してみると・・・
赤い色に染まっている部分と、黄色く色づいている部分があり、ムラがあるのが分かります。
太陽の光を葉っぱが遮ってしまい、色づかない為に、ムラが出来ます。
「葉とらずりんご」の特徴は見た目ではなく、味で勝負ですので、僕は気になりません。
早速、半分に切ってみると・・・
綺麗な白色の果肉が顔を出しました。
半分に切った「葉とらずりんご」を3等分に切り分けました。
食べてみると、芳醇な甘み、シャキシャキとした心地よい食感が口の中に広がります。
食感・糖度・香りなどのバランスが取れて、深みのある美味しい「葉とらずりんご」でした。
糖度計で測定すると・・・
12.4度と予想よりも低い値にビックリしました。
糖度=美味しいではなく、美味しさの一つの要素であることを再認識しました。
総合的にバランスの取れた「葉とらずりんご」は美味しかったです。
今回は「サンつがる」の「葉とらずりんご」(JAつがる弘前)をレポートしました。
次回は「サンふじ」などの別の種類の「葉とらずりんご」をお伝えできればと思います。