野菜ソムリエがオススメする梨(幸水)「太鼓判」
外観、甘み、食感は申し分なし。
贈り物、ちょっと贅沢な家庭用にもぴったり
1.太鼓判とは
「太鼓判」と聞いてなんだろうと?と思いませんか。
僕もどんな意味があるのか分からなかった。
だだイメージで、美味しそうな、差別化した梨なんだろうな〜と、思っていた。
価格は通常の梨の1.5〜2倍、手を出すのには躊躇する。
そこで、太鼓判とはどのような意味なのか調べてみた。
JAみなみ信州で1996年より独自ブランド化した名前で、等級を表す。
すでに20年近く使われている名前である。
最上級の等級が「太鼓判」(糖度が一定基準以上、外観が良好)、その次に「優糖生」(糖度が太鼓判と同じ基準、外観が若干悪い)と等級を分けている。
この等級は梨だけではなく、桃、りんごにも同じように使用されている。
野菜ソムリエとして凄いと思うのは、すべての梨、桃、りんごを1個ずつ糖度・熟度を測って等級を別けている点だ。
それも果物に傷を付けることなくである。
光センサーと言う「糖度・熟度」を測定する機械で科学的に測定されている。
だから、今回購入した太鼓判の梨(幸水)にリーフレットが入っていた。
高糖度・熟度選別
太鼓判は外観にも優れた高糖度果実です。農家で丹精込めて作られた果実は一果ごと光センサーにより(糖度・熟度)が測定され、基準を満たした果実だけを「太鼓判」としてお届けします。
(上記リーフレットから転記)
JAみなみ信州が自信を持って送り出している梨(幸水)である。
そこで、実際食べて確認した。
2.今年一番美味しい梨(2015年9月12日現在)
昔の仕事柄、果物を食べることが多く、美味しい旬の果物に目がない。
以前は安くて、美味しい果物を探していたが、やはり当たり外れがあり、美味しくない果物に当たることがある。
そこで、最近では光センサーを通した果物で糖度が高いのを選ぶようにしている。
その結果、ハズレに当たるの確率が少なくなった。
今回の「太鼓判の梨(幸水)」もその一つである。
スーパーで綺麗に包装されて、2個で売られていた。
価格(税抜き):498円(2個)
他の梨が100円〜150円前後で売られていたので、1.5〜2倍の価格差である。
全体的にまんべんなく黄色がかっており、軸からお尻の部分までしっかりと色がのっている。
さらに、外観に傷もなく、形も球状に近く歪な形ではない。
贈答用としても喜ばれるに違いない。
太鼓判の梨(幸水)を半分に切ってみると。
梨・りんご・桃は大きいサイズと小さいサイズで芯の大きさがほとんど変わらない。
その為に、大きいサイズを買われる方が食べ応えがあり、お得感が増す(みかんは小さいサイズがオススメ)。
幸水独特の酸味が少なく、あっさりとした甘みが口の中に広がる。
シャキシャキとした食感が、太鼓判の梨の美味しさを助長する。
今年一番の美味しい梨に出会えた。
我が家の怪獣(子供)3人も喜びながら、美味しそうにほう張っていた。
野菜ソムリエの夫婦としても、是非食べてもらいたい梨(幸水)である。
JAみなみ信州では今後は9月中旬〜10月下旬までは「南水」が出回る。
太鼓判の南水も是非に食べてみたい。
幸水と違った南水の味も楽しもう。